公開日 2021年09月12日
最終更新日 2021年09月12日
市内でも外来生物が確認されており、その中には*外来生物法により「特定外来生物」に指定されているものもあります。
外来種被害防止三原則(①入れない ②捨てない ③拡げない)を守り、外来種による被害を防止しましょう。
*特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律
目次(クリックで該当部分に移動します)
外来生物とは
もともとその地域に生息していなかったにも関わらず、人間によって他の地域から持ち込まれた植物や動物のことです。
生活に有用な外来生物もありますが、なかには侵略性を持ち、生態系や人体、農林水産業などへ被害を及ぼすものが存在します。
特定外来生物とは
外来生物のうち、生態系などに被害を及ぼすものが外来生物法による「特定外来生物」として指定されており、飼育・栽培・保管・運搬・販売・譲渡・輸入などが原則禁止されています。
「オオキンケイギク」のように市内で生息が確認されているものや「ヒアリ」などが特定外来生物として指定されています。
オオキンケイギク(特定外来生物)について
特徴
オオキンケイギク[JPG:1MB] オオキンケイギクの花[JPG:796KB]
キク科の多年生植物であり、高さは30cm~70cm程に成長します。5月~7月にコスモスに似た形状の鮮やかな黄色の花を咲かせます。
道端や河原などでよく見かけます。
多年生植物であるため、駆除した後も、土壌に根が残っている場合、翌年も生えてくることがあります。
参考:オオキンケイギクリーフレット[PDF:2MB] 環境省
お願い
ご自宅の庭や花壇に植える等の行為は絶対にしないでください。
※外来生物法により、栽培や運搬、販売、生きたままの運搬などが禁止されています。
駆除したら
駆除する場合、種子をつける前の花の咲き初めまでに、根から引き抜くことが望ましいです。(多年生植物のため、根が残っていると翌年も生えてくる場合があります)
駆除した個体は袋などに詰めて枯死させた後、「燃やすごみ」として出してください。
ヒアリ(特定外来生物)について
特徴
環境省HPより
南米原産のアリで、アメリカ南部、台湾、中国、オーストラリア等に侵入、定着をしています。
体長は2.5mm~6.0mmであり、光沢のある赤茶色で腹部は黒褐色をしています。(頭部は黒くない)
土で直径25cm~60cm、高さ15cm~50cmのドーム状のアリ塚を作ります。
きわめて攻撃的で、巣を刺激したりすると集団で襲い掛かり、腹部末端の毒針で刺されるとやけどのような強い痛みがします。
参考:ヒアリリーフレット[PDF:1MB] 環境省
県内での確認例
発見日 | 発見場所 | 発見匹数 |
備 考 |
平成29年8月6日 | 水島港玉島HI | 200匹強 | 後日、現場周辺で数十匹確認 |
平成29年9月15日 | 笠岡市内事業所 | 1匹 | |
令和4年10月25日 | 井原市内事業所 | 多数 |
開封時こぼれ落ちた個体数匹を速やかに駆除後、コンテナは福山港へ返送。その後、同コンテナから1万匹強の個体を確認。 |
※井原市発生事例に関する情報はこちら
お願い
ヒアリを見つけたら
ヒアリと思われるアリを見つけたら、捕まえたり触ったりしないようにしてください。市販のアリ用殺虫剤で駆除は可能ですが、刺激せず、発見日時・発見者・発見場所及び発見時の状況について、出来る限り写真を添付のうえ、下記、ヒアリ相談ダイヤルへご連絡お願いします。
ヒアリに刺されたら
刺された直後20分~30分程度は安静にして、体調に変化がないか注意してください。体質によってはアナフィラキシーショックを引き起こす可能性がありますので十分注意をしてください。なお、体調が悪くなったときは、すぐに医療機関を受診してください。
連絡先
○井原市環境企画課
電話:0866-62-9515
○環境省中国四国地方環境事務所 野生生物課
電話:086-223-1561
○岡山県自然環境課
電話:086-226-7309
○環境省ヒアリ相談ダイヤル(※一般的なヒアリの相談)
電話:0570-046-110
リンク集(別ウィンドウで開きます)
・特定外来生物法について(環境省HP)
https://www.env.go.jp/nature/intro/1law/index.html
・特定外来生物一覧(環境省HP)
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