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井原市の見所って何があるの?

井原市(いばらし)の美術館(びじゅつかん)・資料館(しりょうかん)

公開日 2016年12月05日

最終更新日 2016年12月05日

1.田中美術館

写真:田中美術館

田中美術館は、近代彫刻界の巨匠・平櫛田中(ひらくしでんちゅう)の作品を保存展示して、永くその偉業をたたえるとともに、郷土文化の向上に役立てるため、昭和44年に「田中館」として開館しました。昭和48年には博物館法により登録され、「田中美術館」と改称、昭和58年には井原市の市制30周年を記念して新館を開館しました。

所蔵品は、生前に田中が市内の小・中・高校へ寄贈していた作品や、「田中館」の開館により新しく寄贈された作品と、田中歿後遺族から贈られた遺作・遺品を中心とし、田中との関係の深い日本美術院の作家や平櫛田中賞受賞作家の作品があります。

また3階には、田中が数々の名作をつくり出した東京上野桜木町のアトリエを再現し、当時の面影を偲ばせています。

2.華鴒大塚美術館

写真:華鴒大塚美術館

広島県神辺町出身の日本画家・金島桂華の作品約270点(素描を含む)を主体に、横山大観、橋本関雪、児玉希望、前田青邨、池田遙邨、梅原龍三郎など近現代の日本画壇・洋画壇を代表する作家の作品約500点を所蔵しています。

展示室は第一展示室、第二展示室と『はなとり展示室』があり、各展示室ではテーマを設定して展示するほか、『はなとり展示室』はお茶席、講演会などの催しのできる多目的スペースとなっています。

日本庭園『華鴒園』は上田宗箇流第十五代家元・上田宗源宗匠の設計・監理によるもので、茶道の風雅幽寂の境地を表現して、和風建物の美術館に風情を添えています。

3.古代まほろば館

写真:古代まほろば館

井原市文化財センター「古代まほろば館」は文化財に対しての興味や関心を深めていただくための施設です。

1階の大半は展示室が占めていて、市内から出土した考古学資料を中心に、弥生時代から古墳時代というように時代別に展示をしています。出土した資料を実際に触ったり、銅鐸の文様を写し取ったりするなどの体験もできます。

2階は、市民を対象とした文化財の講座や研修の場として利用している研修室、市内から出土した埋蔵文化財の洗浄、接合、復元などをおこない、市民に公開できるようにしている整理作業室などからなります。

また、毎月文化財センター講座が開かれていて、体験講座、考古学講座、文化財巡りなどがおこなわれています。

4.芳井歴史民俗資料館

写真:芳井歴史民俗資料館

芳井町立歴史民俗資料館では、町内から出土した土器や化石、民具や古文書などが展示されており、芳井の歴史が時代を追って学べるようになっています。

館内の一角には「雪舟と重玄寺について知りたい」と訪ねて来られる方のために雪舟コーナーが設けられ、また年二回開催される特別 展では郷土ゆかりの人物や歴史、産業などをテーマにユニークな展示を行っています。

5.美星スペースガードセンター

写真:美星スペースガードセンター

美星スペースガードセンター展示館は、日本スペースガード協会の活動を紹介している展示館です。

美星スペースガードセンターの活動は、地球に接近する小惑星や宇宙開発に影響を及ぼす可能性のあるスペースデブリ(宇宙ゴミ)を監視するための観測施設です。 2000年に「美星スペースガードセンターが最大級の地球接近小惑星を発見」というニュースがありました。この惑星は恐竜たちを滅ぼした隕石と同程度の大きさと言われていますが、それまで地球に接近する全ての小惑星は発見済みと思われていたため、この発見によりまだ発見されていない小惑星があることが分かり、かなり衝撃的なニュースとして取り上げられました。

美星スペースガードセンターには入ることができませんが、展示館には入ることができます。美星天文台を訪れた方は是非入られることをお薦めします。