平成22年10月市議会定例会市長提案説明要旨

公開日 2010年12月07日

最終更新日 2010年12月07日

平成22年10月4日(月)

平成22年10月市議会定例会

 本定例会におきましてご審議をお願いいたします案件は、既にご案内をしておりますが、今回の定例市議会は、私にとりまして2期目の再選後、最初のものでありますので、ご提案申し上げる諸議案の説明に先立ち、今後の市政運営の基本的な方向につきまして所信の一端等を申し述べさせていただきたいと存じます。
 私は、このたびの井原市長選挙におきまして、多くの市民の信任を賜り、引き続き、市政のかじ取りを担わせていただくことになりました。このことは、合併後における一体感の醸成を含めた1期目の基本施策を着実に、そして誠実に実施してきたことが市民皆様に評価していただいたことと考え、さらには、難題が山積している昨今において、私の2期目に対する大きな期待の現れであろうと思っており、誠に光栄に存じますとともに、改めて、その責任の重さに、身の引き締まる思いでございます。
 さて、ご承知のとおり、政府は、先月17日に内閣改造を行ったわけでありますが、円高対策、景気対策をはじめ、外交、安全保障と国内外に課題が山積される中、とりわけ、地域主権改革におきまして、同月24日、全国市長会など地方六団体が、片山総務大臣と会い「国と地方の協議の場」設置法など地域主権関連三法を早期に成立するよう要請したところであり、その具現化が求められております。
 我々地方自治体におきましても、より一層厳しさが増すこうした社会情勢に的確に対応していくため「自らのまちづくりは、自らで進める」という意識を持って、特色あるまちづくりに取り組んでいかなければなりません。
 まさに、まちづくりを通じて、地域の個性や地域の魅力を最大限に活用しながら、全国にこの井原の「元気」を発信し、将来を担う子どもたちが誇りを持って引き継ぐことのできる新しい井原を創造していこうと考えております。
 こうした思いを込めて、私は、このたびの選挙におきまして、6つの施策の柱を提案させていただき、健康寿命日本一を目指して「誰もが健康で笑顔あふれる、住みよいまちづくり」を進めることを訴えてまいりました。
 その具体的な施策につきまして、順次ご説明させていただきたいと存じます。
 まず第1の柱は「人を育てる住みよいまちづくり」であります。
 人間性や社会性の豊かな、たくましい子どもたちを育てるとともに、市民皆様が地域に根付いた文化・芸術やスポーツ等を生涯にわたって学び、楽しむことにより、豊かな感性を育むまちづくりを進めることが肝要であります。
 こうしたことから、教育・スポーツ施策として、小中学校の少人数指導や、ALTいわゆる英語指導助手の増員をはじめ、四季が丘へのグラウンド・ゴルフ場の整備、急務となっております安全・安心な学校施設の耐震化や、地域の主体的なまちづくりの活動拠点である地区公民館の整備を計画的に進めてまいりたいと考えております。
 次に、第2の柱は「元気で笑顔あふれる住みよいまちづくり」であります。
 安心して子どもを産み育て、心豊かに老後を過ごせることは誰もの願いであります。
 こうしたことから、市民の皆様、とりわけ子育て世代の方々からの強い要望と必要性に鑑み、子ども医療費無料化の拡大、乳幼児予防接種の費用助成、保育園保育料のさらなる軽減など、子どもたちが健やかに成長するよう子育て支援の充実に努めてまいります。
 また、健康の保持と増進を図るため、各種検診等の受診率向上対策にも取り組んでまいりたいと考えております。
 第3の柱は「環境にやさしい住みよいまちづくり」であります。
 里山や田園、きれいな空、緑あふれる美しい風景など、井原の自然が織り成す四季折々の味わいを次代に継承していくため、環境にやさしいまちづくりを進めることは必要不可欠であります。このため、小田川をきれいな川にしていくための施策を展開するとともに、街路灯のLED化や、引き続き、太陽光発電システム設置に対する助成を行ってまいります。
 第4の柱は、「活気あふれる住みよいまちづくり」であります。
 地域の活力は、何といっても地域の人や産業が元気であることが前提条件であり、これまで以上に、人が集い、企業が集まり根付いていきやすくするための施策が必要となってまいります。
 そこで、住環境の整備として中山間地域での定住促進を進めるほか、従来の産業支援策に加え、平成22年3月に策定した「井原市産業振興ビジョン」に基づき、新たな事業・雇用の創出を促進するため「地場産業育成支援事業」の展開を図るとともに、農業施策として、農産物のブランド化も推進してまいりたいと考えております。
 第5の柱は「安全・安心の住みよいまちづくり」であります。
 住んでみたい町、いつまでも住み続けたい町を目指した生活基盤などの整備は、市民の安全・安心な暮らしを確保する上で極めて重要な課題であります。
 このため、子どもたちの安全を確保するための通学路の整備をはじめ、快適な生活環境を支える交通網の整備を進めます。さらには、高速情報通信網を活用した告知端末器を各戸へ配布し、災害情報やくらしの情報をお知らせすることにより、安全・安心のまちづくりを進めてまいります。また、予約型乗合タクシーの運行を拡大し、高齢者などの移動手段を確保してまいりたいと考えております。
 最後に第6の柱として「みんなでつくる住みよいまちづくり」であります。
 私はこれまで、地域の方々とひざを交えて地域の課題について話し合う「協働のまちづくり市民推進室」を開催してまいりました。
 今後は、さらなる協働のまちづくりを推進していくため、次のステップとしまして、職員を地域へ派遣し、地域と連携・協働してまちづくりの企画立案などを行う仕組みを作ってまいりたいと考えております。
 また、本市は、県下でもトップクラスの健全財政を維持しているとはいえ、自主財源の比率が5割を切っており、計画的・効率的な予算執行が求められております。
 そこで、平成17年度から21年度の5年間、「井原市第4次行政改革大綱・集中改革プラン」に基づき、合併によるスケールメリットを生かした行政改革を推進してまいりました。さらに本年度から、第5次の行政改革に取り組んでいるところであります。今後も、議員各位並びに市民皆様のご理解をいただきながら、無駄なものはつくらず、必要なものには積極的に投資していくという市民目線に立った効率のよい行財政運営に努めてまいりたいと考えております。
 以上、これからのまちづくりにあたりまして、私の基本的な考え方を申し述べましたが、これら6つの「住みよいまちづくり」の柱につきましても、もとより「井原市第6次総合計画」を基本としておりますことは申すまでもないところであります。
 したがいまして、第6次総合計画を一つひとつ着実に前進させていくことが、市民皆様の元気で幸せな暮らしの実現につながるものと確信しているところであります。
 いずれにいたしましても、井原市の発展と市民福祉の向上のため、「市政は市民のためにある」ことを基本に、さらなる情熱と実行力をもって、誠心誠意まちづくりに取り組んでまいりますので、何とぞ議員各位並びに市民皆様の格段のご理解とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。
 次に市政の近況等についてであります。
 まず、四季が丘団地の状況でございますが、202区画を造成し、平成17年から分譲を開始して、現在4分の3を超える156区画を分譲、すでに135世帯、500人を超える人が居住されておられます。
 このたび、分譲地購入者に対しての優遇措置の適用期間が今年の10月31日で終了するため、11月1日から3年間、引き続き優遇措置の適用期間を延長するとともに、優遇措置の一つであります住宅等取得資金利子助成について、借入金の上限額を2,000万円から3,000万円に引き上げ、販売促進を進め、さらなる定住促進を図りたいと存じております。
 次に、この秋からの試行運行に向けて取り組んでおります「予約型乗合タクシー」についてでありますが、一部高屋地域を含む芳井地域の3路線に対し、市内3つのタクシー事業者と契約を結び、先日、天神山・野々迫・上野エリアの路線につきまして運行を開始したところでございます。残る2路線につきましても、近々に国の営業認可が降りると聞いておりますので、降り次第、順次試行運行を開始してまいりたいと思っております。
 次に、6月議会においてもご説明いたしました「家庭ごみ有料化後のアンケート調査」を6月から7月にかけて実施いたしましたので、その結果をご報告いたします。
 回答世帯は1,976世帯、回答率は12.1%という結果でしたが、質問中、「指定ごみ袋の種類」については15リットルより小さいサイズの希望が多く、その中で具体的に最も多かったのが、10リットル袋となっております。収集体制の充実では、ごみ収集の回数を増やしてほしいが約26%ありまして、地域別には、井原地域が約24%、芳井地域が約36%、美星地域が約29%となっております。
 その中で具体的に望まれているごみの種類は、地域別にみても、いずれも資源ごみの希望が一番多くなっております。
 このアンケート結果につきましては、市広報等に掲載してまいりますが、「井原市廃棄物減量等推進審議会」で審議いただいておりますので、それらを踏まえて、今後の方針を決定していくことといたしております。
 次に、四季が丘団地から出部小学校を結ぶ歩道整備計画についてであります。
 現在、県道笠岡井原線の歩道整備が行われており、この県道とつながる運動公園野球場北側への歩道「市道井原駅南通り線」につきましても、今議会で補正予算をお願いしているところであります。
 ご議決後、都市計画の変更を受けて工事に着手することとしており、できるだけ早期に歩道整備が完成できるよう努めてまいりたいと考えております。
 次に、幼稚園給食実施についてでありますが、10月12日から、高屋・大江・稲倉・県主・木之子・荏原・野上・青野・井原の9幼稚園におきまして給食の開始を予定しております。残る出部幼稚園につきましては、園舎改築後に給食の実施を予定しております。
 次に、井原市星空公園についてでありますが、旧美星水路観測所を星空公園として整備を進めておりましたが、さる9月25日に完成し、今月1日に開園いたしました。ぜひ、この機会に多くの市民の皆様に足を運んでいただき、本市の美しい自然に親しんでいただければと思っております。
 次に、この秋の行事についてであります。
 昨日の市民体育祭では、天候を心配いたしておりましたが、多くの市民の皆様にご参加いただき、無事、盛会のうちに終えることができました。
 今後、今月17日には「はつらつ井原ふれあいフェスタ」、31日には「美星ふるさと祭り」を開催する予定であります。
 文化行事としましては、10月30日から11月7日にかけて、岡山県内全市町村を会場にいたしまして、「第25回 国民文化祭・おかやま2010」が開催されます。
 本市におきましては、10月31日に「子守唄フェスティバル&サミット」を、10月30日から11月7日までの9日間にわたり「彫刻展」を行うこととし準備を進めております。
 国民文化祭には、全国から多くの方々がお見えになりますので、快くお迎えし、井原市の魅力に触れていただくとともに、市民皆様のご参加により、交流の輪を大きく広げ、地域文化の発展につながる国民文化祭にしたいと考えております。
 田中美術館では、小平市・井原市共同企画特別展として「岡倉天心と日本彫刻会」を10月22日から12月5日まで開催いたしますので、ぜひご鑑賞いただきたいと思っております。
 次に、雪舟サミットについてでありますが、11月20日と21日の2日間、本市に雪舟ゆかりの5市1町が集い開催いたします。
 合併後、本市としては初めて開催するもので、このサミットをひとつの契機として、雪舟に関するさまざまな活動の機運が高まることを期待しているところであります。
 また、市民会館では、「文化がはぐくむ 豊かな心」の人づくりを推進し、心身ともに健康で文化的なまちづくりを進めるため、会館自主事業を実施しており、11月22日に森山良子さんのコンサートを開催いたします。市民皆様のご来場をお待ちしております。


 以上、市政の近況等について申し述べましたが、次に、本市議会定例会におきましてご審議をお願いいたします諸議案につきまして、その概要をご説明申し上げたいと存じます。
 まず、認定であります。
 認定第1号「平成21年度井原市一般会計歳入歳出決算について」から認定第17号「平成21年度井原市工業用水道事業会計決算について」までの決算認定についてでありますが、それぞれ監査委員の意見を付し、決算資料を提出いたしておりますので、慎重にご審議の上、適切なご決定を賜りますようお願いを申し上げます。
 併せまして、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定により、報告第13号、報告第14号におきまして、平成21年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率について監査委員の意見を付し、ご報告申し上げております。
 なお、健全化判断比率につきましては、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率の4指標ともに早期健全化基準未満であり、また資金不足比率につきましても、経営健全化基準未満となっており、財政は健全な段階であると言えます。
 次に、予算案件についてであります。
 議案第47号は「平成22年度井原市一般会計補正予算(第2号)」についてでありますが、今回の補正は、補助事業の決定によるもののほか、緊急を要するものを主体に必要な措置を講じたところであります。
 その結果、補正額は、3億2,710万円で、補正後の予算総額は、186億4,890万円となった次第であります。その主な財源といたしましては、国県支出金等の特定財源と前年度繰越金を充当いたしております。
 以下、歳出の主なものについてご説明申し上げます。
 まず、総務費では、国庫負担金等精算返還金1,564万余円を計上しております。
 民生費では、スプリンクラーの整備やグループホーム併設小規模多機能型居宅介護施設の整備に対する老人福祉施設整備事業費補助金1億2,960万余円を、また、いずみ保育園施設整備事業費補助金8,862万余円を計上いたしております。
 農林水産業費では、めざせJ1園芸作物ステップアップ事業費補助金2,074余円、中山間地域等直接払交付金1,027余円を計上いたしております。
 土木費では、交通安全施設整備費に、先ほど説明申し上げた井原駅南通り線の工事費2,500万円を、また、河川維持費1,228万円を計上いたしております。
 災害復旧費では、農地農業用施設単独災害復旧費1,971万余円を計上いたしております。
 次に、議案第48号「平成22年度井原市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)」は、国庫負担金等の精算及び介護給付費準備基金への積立等に伴う補正をお願いいたしております。
 議案49号「平成22年度井原市病院事業会計補正予算(第1号)」は、医療機器の購入に伴う補正をお願いいたしております。
 次に条例案件についてであります。
 議案第50号「井原市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例について」は、第1期公約で市長給与を減額してきておりますが、引き続き、平成22年11月1日からも、月額10%減額するものであります。
 議案第51号「井原市美星リーディング・プロジェクト施設条例の一部を改正する条例について」と、議案第52号「井原市美星天文台条例について」は、美星天文台の設置・管理に関し、管理形態を変更するため、井原市美星リーディング・プロジェクト施設条例を改正し、同天文台に係る規定を、井原市美星天文台条例で規定するものであります。
 次に人事案件についてであります。
 議案第53号「人権擁護委員候補者の推薦について」は、人権擁護委員 伊藤公章氏が平成22年9月30日をもって任期満了となったことに伴う後任候補者の推薦について、岡山地方法務局長から依頼があったので、議会の意見を求めるものであります。
 議案第54号「教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて」は、本市教育委員会委員 佐藤勝也氏が平成22年10月19日をもって任期満了となることに伴う後任委員の任命につき議会の同意を求めるものであります。
 議案第55号「固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて」は、本市固定資産評価審査委員会委員 中村滋男氏が、平成22年9月30日をもって任期満了となったことに伴う後任委員の選任につき議会の同意を求めるものであります。
 議案第56号「井原市情報公開不服審査会委員の委嘱につき同意を求めることについて」は、本市情報公開不服審査会委員が平成22年10月12日をもって任期満了となることに伴う後任委員の委嘱につき議会の同意を求めるものであります。
 議案第57号「副市長の選任につき同意を求めることについて」は、副市長が平成22年9月30日をもって退任したことに伴い、後任の副市長の選任につき議会の同意を求めるものであります。
 以上で議案の説明を終わりますが、諸議案につきましては、何とぞ慎重にご審議の上、適切なご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。

お問い合わせ

秘書広報課
住所:〒715-8601 岡山県井原市井原町311番地1 本庁舎3階南側
TEL:0866-62-9501
FAX:0866-62-1744

※「用語解説」のリンクは、「Weblio辞書」の用語の解説ページが別ウィンドウで開きます。