市議会市長提案説明(平成27年12月市議会定例会)

公開日 2017年01月30日

最終更新日 2017年02月27日

平成27年12月7日(月)

■平成27年12月市議会定例会市長提案説明要旨

平成27年12月市議会定例会市長提案説明要旨

 本定例市議会におきましてご審議をお願いいたします案件は、既にご案内をいたしておりますが、議案の説明に先立ちまして、諸般の情勢と市政の状況等について申し述べ、市議会並びに市民各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 まず、我が国の経済状況についてであります。
 政府が発表した11月の月例経済報告によりますと、「景気はこのところ一部に弱さも見られるが、緩やかな回復基調が続いている」とし、先行きにつきましては「雇用、所得環境の改善傾向が続く中で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復に向かうことが期待されているものの、アメリカの金融政策が正常化に向かう中、中国を始めとするアジア新興国等の景気が下振れし、我が国の景気が下押しされるリスクがある」としているところであります。
 こうした中、政府は、デフレからの脱却を確実なものとし、経済再生と財政健全化の双方を同時に実現していくため、「経済財政運営と改革の基本方針2015」、「まち・ひと・しごと創生基本方針2015」などを着実に実行することとしております。

 次に地方行政をめぐる国の動きについてであります。
 政府は、一億総活躍社会に向けての緊急対策を決定し、2020年代初頭までに特別養護老人ホームなどの介護サービス利用を50万人分増やし、待機児童解消に向けた保育の受け皿50万人分と合わせ、計100万人分の整備を掲げているところであります。しかしながら、介護や子育て現場で深刻な人手不足の解消についての有効策は打ち出されていないため、今後の国の動向を注視するとともに、地方の意見を十分反映した議論がなされるよう、全国市長会等とも連携を図りながら、国に対して強く働きかけてまいりたいと考えております。

 次に、平成28年度の国、県における予算編成の状況であります。国におきましては、予算編成の基本方針を決定し、一億総活躍社会の実現に向けた緊急対策を実行することで「足元の景気をしっかり下支えする」とし、財政再建と合わせ経済再生にも力点を置く姿勢を強調したところであります。また、県では晴れの国おかやま生き活きプランの最終年度であることを踏まえ、重点戦略にしている教育の再生や産業振興に向けた事業に重点的に配分するとしておりますが、いまだ、具体的な内容が示されていない状況であります。
 こうしたことを受け、本市の予算編成につきましては、国、県の予算編成等が明らかでない現段階において的確な見通しを立てることは極めて困難でありますが、歳入面では、歳入の3分の1を占めております普通交付税の「合併算定替」の特例期間が終了し、本年度より段階的に減額されております。平成28年度は特例措置の30%が減額されることになり、国の算定見直しによる加算額を考慮しても、大幅な減額が見込まれます。
 また、法人市民税は、市内企業の業績が年次的に大きく変動することから安定した収入が見込めないなど、財源の確保は引き続き厳しいものになると予測されるところであります。こうした厳しい財政環境の中にありましても、井原市第6次総合計画後期基本計画に掲げております将来都市像の実現に向け、「健康寿命日本一を目指して誰もが健康で笑顔あふれる住みよいまちづくり」のための諸事業及び地域創生に係る事業を力強く、一つ一つ着実に推進してまいる所存でございます。

 このため、来年度の予算編成にあたっては、情勢の変化に的確かつ機動的に対応しながら、従来にも増して歳出全体の徹底した洗い直しを行い、事業の選択と集中により、予算配分の重点化・効率化を実施し、社会経済情勢の変化を踏まえ緊要と考えられる施策等に必要な経費の確保を図ることを基本に予算編成を実施してまいりたいと考えております。

 次に、市政の状況等について申し述べます。
 まず、マイナンバー制度についてでありますが、今年10月5日にスタートしたマイナンバー制度は、行政を効率化し、国民の利便性を高め、公平・公正な社会を実現する社会基盤として、社会保障・税・災害対策の分野において、重要な役割を担うものとして期待されております。マイナンバーは、国民一人一人に12桁の番号が割当てられ一生涯を通じてご使用いただくこととなります。市民の皆様のお手元に既にマイナンバーの通知カードが届いていると思いますが、通知カードは住所・氏名などに加え、マイナンバーが記されたものであり、大切に保管していただくようにお願いいたします。また、申請により1月から個人番号カードの交付が開始されますが、この個人番号カードは、住民の利便性の向上に資するものとして、各自治体が条例で定める事務でも利用できるとされております。本市では、市役所1階に設置しております証明書自動交付機を利用して住民票や印鑑登録証明書をお取りいただけるように準備しており、今議会で「個人番号カードの利用に関する条例」の制定についてお願いしているところでございます。
 次にマスコットキャラクター「でんちゅうくん」についてであります。
 ご承知のとおり、今年で、ゆるキャラグランプリへの参加は3回目となります。8月17日から先月23日の間に開催された、ゆるキャラグランプリ2015では、今までの活動の積み重ねによって大きな成果を収めることができました。市民の皆様を始め全国の多くの方々から投票いただき、1727体のエントリーがあった中、昨年度の10倍以上となる37万7244票を獲得し、総合順位では18位、ご当地部門においては14位となり、さらに知名度が向上したことを確信したところであります。今後におきましても、市内各地のイベント等に参加するとともに、市外、県外へ井原市の魅力を積極的に発信してまいりたいと考えております。
 次に、今年度策定いたします計画についてであります。
 現在、計画策定を進めておりますのは、第3次いばら男女共同参画プラン・井原市DV防止及び被害者支援計画、第4次井原市情報化計画、井原市地域公共交通網形成計画、井原市過疎地域自立促進市町村計画、第2次井原市環境基本計画、元気いばら まち・ひと・しごと創生 人口ビジョン・総合戦略の以上、6計画でありまして、既にそれぞれの素案を取りまとめておりますので、今議会において、その概要を説明させていただくことにしております。今後は、パブリックコメント等の手続きを経て、今年度中に計画を策定してまいりたいと考えております。

 続きまして、教育関係についてであります。
 井原中学校校舎建設事業につきましては、本年8月末にプロポーザル方式により、設計業者を決定し、以来、協議を重ね、本年度、基本設計に着手することとし、今議会に関係経費の補正予算をお願いしているところであります。基本設計ができていない現段階で、整備計画の詳細をお示しするのは、困難でありますが、来年度に実施設計を行い、平成29年度から建設工事に着手したいと考えております。なお、工事を進めるにあたりましては、生徒・教職員をはじめとする学校関係者への安全確保を第一に考えるとともに、教育環境への配慮に最善を尽くすこととし、既存の校舎を有効に活用したいと考えております。
 いずれにいたしましても、工事期間中、地域の皆様をはじめ多くの市民に、何かとご不便をおかけすることになりますが、深いご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 次に、美星天文台の「星と宇宙の立体映像上映システム(4D2U)」導入後の、入館者の状況について報告いたします。
 本年、7月7日に完成式を行い、7月17日から一般公開をしておりますが、通常開館日の公開に加え、団体での入館者、また、夜間や悪天候時における臨時上映も行い、一般公開から10月末までの約3か月半の間に、約2000人の方々に4D2Uをご覧いただいております。4D2Uの上映に合わせて来館される方もあり、小学校の社会見学を除きますと、8月~10月における昼間の入館者数は、前年度比で約1・5倍となっております。今後も、より多くの方が来館され、お楽しみいただけるよう、井原市のホームページやフェイスブックなどを通じてPRするとともに、内容の充実にも努めてまいりたいと考えております。
 また、文化関係では、来る1月9日、宝くじ文化公演「宮川彬良&アンサンブル・ベガ」を、アクティブライフ井原・メルヘンホールで開催いたします。NHK放送でもおなじみの心温まる美しい音色をお楽しみいただきたいと存じます。
 続いて、スポーツ関係でございますが、来年3月6日に開催いたします第30回全国健康マラソン井原大会では、井原市体育協会40周年記念として、陸上女子1500mの日本記録保持者でもあります小林祐梨子選手をゲストランナーにお迎えすることとしており、ぜひ多くの方々にご参加いただきたいと考えております。
 以上、最近の諸情勢について申し述べたところでありますが、次に本定例市議会におきましてご審議をお願いいたします諸議案について、その概要を申し上げたいと存じます。

 まず、予算案件についてであります。
 議案第55号「平成27年度井原市一般会計補正予算(第3号)」についてでありますが、今回の補正は、補助事業の決定によるもののほか、緊急を要するものを主体に所要の措置を講じたところであります。
 その結果、補正額は、1億500万円となり、補正後の予算総額は、203億2540万円となった次第であります。その主な財源といたしましては、国庫及び県支出金、市債等を充当いたしております。
 以下、歳出の主なものについてご説明申し上げます。
 総務費では、分譲宅地開発助成金に1430万円を計上しているほか、国庫負担金等精算返還金 3693万余円、選挙権年齢引き下げに伴う選挙人名簿システム改修業務委託料 150万円を計上いたしております。
 農林水産業費では、農業の担い手への農地の集積・集約化を支援する機構集積協力金交付事業費補助金 77万余円を計上いたしております。
 教育費では、井原中学校建設設計業務等委託料 5000万円を計上しているほか、来年度より新たに稲倉幼稚園で3歳児教育を開始するため、備品等整備へ121万円を計上いたしております。
 次に、条例案件についてであります。
 議案第56号「井原市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例について」は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づき、個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関し必要な事項を定めるものであります。
 議案第57号「井原市税条例等の一部を改正する条例について」は、地方税法等の一部改正等に伴い、所要の改正をするものであります。
 議案第58号「井原市個人番号カードの利用に関する条例について」は、個人番号カードの独自利用を行うため、条例を制定するものであります。
 議案第59号「井原市住民基本台帳カード利用条例の一部を改正する条例について」は、住民基本台帳法の一部改正に伴い、所要の改正をするものであります。
 議案第60号「井原市美星地区畑地かんがい施設条例の一部を改正する条例について」は、畑地かんがい施設給水使用料の改定に伴い、所要の改正をするものであります。
 次に、事件案件についてであります。
 議案第61号「井原市市民活動センターの指定管理者の指定について」から議案第71号「井原市星の郷アクティブヴィラの指定管理者の指定について」までの11議案につきましては、各施設の指定管理者の指定を行うものであります。
 以上が、今回提案いたしました議案の概要でありますが、詳細につきましては、いずれ日程に上がりました都度、私なり関係職員から、ご説明申し上げたいと存じます。
なお、この機会に若干のご報告等について申し上げたいと思います。
まず、田中美術館の特別展であります。
10月2日から先月29日まで開催しておりました、「第27回平櫛田中賞受賞記念 黒蕨壮 展 木による情念の追及」におきましては、3911人の方々のご来館をいただき、おかげをもちまして、好評のうちに終了することができました。

 次に、交通事故の防止についてであります。
年末年始は交通事故の発生しやすい時期であることから、恒例の年末年始の交通事故防止県民運動が展開される中、皆様には、より一層交通安全に努めていただきますようお願いを申し上げる次第であります。
 以上が報告でありますが、提出しております諸議案につきましては、何とぞ慎重にご審議の上、適切なご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。

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