市議会市長提案説明(平成29年2月市議会定例会)

公開日 2017年02月28日

最終更新日 2017年02月28日

平成29年2月27日(月)

■平成29年2月市議会定例会市長提案説明要旨

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 本定例会におきましてご審議をお願いいたします案件は、既にご案内しておりますが、議案の説明に先立ち、市政運営の基本方針と主要施策の大綱につきまして、私の所信の一端を申し述べ、議員並びに市民各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

 まず、我が国の経済状況についてであります。政府が発表した2月の月例経済報告によりますと「景気は、一部に改善の遅れもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」とし、先行きにつきましては、「雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待されるものの、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある」としているところであります。
 こうした中、政府は、デフレから完全に脱却し、しっかりと成長していく道筋をつけるため「未来への投資を実現する経済対策」及びそれを具体化する平成28年度第2次補正予算を円滑かつ着実に実施するとともに、平成29年度予算及び関連法案の早期成立に努めることとしております。

 次に平成29年度における国及び県の予算案についてであります。
 現在、国会で審議が進められております国の予算案は、経済再生と財政健全化の両立を実現する予算として、一般歳出の伸びを「経済・財政再生計画」の目安に沿って抑制することとされておりますが、一億総活躍社会の実現をはじめとした重要課題へ取り組むための予算として、一般会計予算の規模は過去最大となる見込みとなっております。
 また、自治体の予算編成の指針となる新年度の地方財政計画では、一般財源総額について平成28年度を上回る額を確保するとされているほか、公共施設等の適正管理の推進に係る経費の充実、一昨年創設された「まち・ひと・しごと創生事業費」についても引き続き1兆円が措置されるなど、地方の自主性・主体性が発揮される取り組みへの財源が確保されようとしております。
 次に、県の予算案につきましては、「新晴れの国おかやま生き活きプラン」の初年度となることから、重点戦略としている「教育県岡山の復活」、「地域を支える産業の振興」、「安心で豊かさが実感できる地域の創造」に基づき、おかやま創生の実現に向けた施策・事業を重点的に盛り込まれた予算編成となっているところであります。

 本市の平成29年度の予算案につきましては、最終年度となる井原市第6次総合計画後期基本計画に掲げる各種施策を着実に推進するとともに、「元気いばら まち・ひと・しごと創生 総合戦略」に掲げる「魅力あふれる 元気なまち いばら」を実現するため、財源確保が厳しい中にあっても、将来を見据えた持続可能な財政運営を図りつつ、「地域経済の活性化」、「移住・定住の促進」、「本市の魅力発信」など、緊要と考えられる施策への「選択と集中」により積極的な予算編成を行ったところであります。
 なかでも、経済・雇用、移住・定住対策「イバラノミクス」事業に、新たに「ホテル・旅館誘致等促進事業補助」及び既存1事業を加え、計22事業と充実させるほか、芳井地区に新たに「お試し住宅」を整備し、本市への交流人口の増加や地域経済の活性化につながる諸施策を実施することとしております。また、フランスで開催されるイベント「第18回ジャパンエキスポ」に、でんちゅうくんを派遣し、世界に向け井原デニムなど本市の魅力を強力に発信することとしております。
 その結果、一般会計予算額は、前年度当初比2億2,500万円、1.2%減の総額193億2,600万円となりますが、平成28年度の補正予算で計上し、平成29年度に繰り越して実施する井原中学校建設事業、小学校空調設備整備事業及び国の地方創生拠点整備交付金を活用した星の郷アクティブヴィラ機能拡張事業、美星地区のお試し住宅整備事業を加えますと、総額200億円を超える大型予算となったところであります。
 また、特別会計は、国民健康保険事業など7会計で150億1,470万円、水道、病院、工業用水道の企業会計は、41億2,092万9千円を計上しており、あわせますと平成29年度の予算総額は、384億6,162万9千円となっております。

 それでは、施策の基本方針につきまして、井原市第6次総合計画の後期基本計画に基づき順次申し述べてみたいと思います。

 基本目標の初めは、心豊かでたくましいひとを育てるまちづくりであります。
 まず、学校教育についてでありますが、児童・生徒の学校生活が楽しく落ちついたものとなり、児童・生徒同士が高め合う学級となるための取り組みを行います。また、市内の小学校全学年を35人以下学級とする「いばらっ子イノベーション35推進事業」を継続実施します。あわせて、放課後学習サポート事業や地域土曜学習サポート事業などの補充学習の充実に加え、スポーツふれあい交流事業「夢の教室」、郷土愛を育む「ふるさと井原魅力発見事業」により、学力向上や心の教育を推進します。また、不登校問題については、適応指導教室「大山塾」を拠点として取り組んでまいります。
 次に学校施設関係についてでありますが、「井原中学校校舎建設事業」につきましては、いよいよ建設工事が本格化します。平成32年度までの長期にわたる工事となりますが、生徒の学習環境や周辺の安全に配慮しつつ、計画に沿って着実に整備を進めてまいります。あわせて、空調機の設置のほか、他の学校施設につきましても引き続き営繕工事に取り組み、安全・安心な教育環境の整備充実に努めてまいりたいと考えております。
 生涯学習関係では「第3次生涯学習基本構想・基本計画」を策定するほか、引き続き生涯学習の推進や中学・高校生を対象とした子ども若者育成支援事業、子育て支援活動など、社会教育の充実を図ることとしております。また、学校・家庭・地域の連携協力推進事業につきましては、現在、4地区で取り組んでいただいている「放課後子ども教室」を、新たに大江、木之子地区においても実施していただくこととしております。
 地域文化の振興につきましては、引き続き市民の芸術、文化活動の支援を行うとともに、新たに、市内の小中学生からふるさと自慢の川柳を募集して、優秀作品による「ふるさとかるた」を作成し、郷土井原を見直すきっかけづくりとするほか、田中美術館では、特別展「竹工芸の人間国宝 勝城蒼鳳展」及び「第28回平櫛田中賞受賞記念展」を開催し、文化の振興を図ることとしております。
 スポーツ活動の充実では、引き続き各種競技の選手に対する育成強化の支援を行うとともに、競技力の向上、健康づくり、仲間づくりを推進してまいります。また、運動公園庭球場における全天候型テニスコートの改修をはじめ、スポーツ施設の営繕工事を順次行うことにより、市民の皆様がスポーツに取り組みやすい環境づくりに努めるほか、芳井体育館の耐震診断を行い、避難所の安全の確保に努めてまいります。

 基本目標の2番目は、いつまでも健康ではつらつと生きるまちづくりについてであります。
 まず、健康づくりの推進につきましては、私の政治スローガンであります健康寿命日本一のまちづくりを実現するため、引き続き、「笑って健康元気アップ事業」や「おせっかい保健師健康相談事業」、「健康カフェ事業」を実施することとしております。また、安心して妊娠・出産することができる体制づくりを充実するため、「産後ママあんしんケア事業」に新たに母乳相談を追加し、母子保健の充実を図っていくこととしているほか、地域医療の充実に努めることとしております。さらに、社会問題の一つである自殺について、「自殺対策基本計画」の策定を行い、自殺要因の解消に向けた環境整備の充実を図り、誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指してまいります。
 次に、子育て支援についてであります。保育園の保育料につきましては、引き続き、国が示す徴収基準と比較し、約30%の軽減及び、就学前の児童のうち2人目以降の保育料の無償化を継続して行うこととしており、より子育てしやすい環境づくりのため、保護者への経済的支援を行ってまいります。
 また、0歳から2歳までの子どもを保育する小規模保育事業を行うため、美星老人憩の家の一部を改修しておりましたが、昨年末に完成し、本年4月から指定管理者制度により、美星保育園として運営してまいります。
 さらに、児童数の増加により手狭となっている西江原放課後児童クラブにつきまして、新たに西江原小学校の余裕教室を改修し、2か所での運営とすることとしております。
 高齢者福祉につきましては、「いきいきデイサービス事業」や「軽度生活援助サービス事業」、「寝具類乾燥消毒サービス事業」等の実施により在宅福祉サービスの充実を図ります。いばらサンサン交流館においては、「三世代交流事業」を引き続き実施することとしております。
 介護保険事業では、平成27年度から29年度を計画期間とする「第6期井原市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」に基づき、引き続き地域包括ケアシステムの構築と介護サービスの充実に努めてまいります。また、平成30年度から32年度を計画期間とする第7期の同事業計画を策定することとしております。
 障害者福祉につきましては、新たに障害児通所支援及び障害児相談支援の円滑な実施に関する障害児福祉計画を含め、平成30年度から32年度を計画期間とする「障害者福祉計画・障害児福祉計画・障害福祉計画」の第5期を策定します。

 基本目標の3番目は、美しい自然を未来につなぐまちづくりについてであります。
 まず、環境対策では、一般廃棄物の減量化やリサイクル率の向上に向けた総合的かつ計画的な推進を図るため、向こう10年間における「井原市一般廃棄物処理基本計画」を策定することとしております。
 次に、地域全体で環境にやさしいまちづくりを推進するため、身近なごみ問題をはじめ、エネルギーや自然環境など地球環境問題に理解を深めた「環境マイスター」を育成するための講座を引き続き開設し、総合的な環境学習の強化を進めるなど、環境保全意識の高揚に努めてまいります。また、新たに、温室効果ガスの排出抑制とクリーンエネルギーの普及啓発を推進するため、星の郷青空市へ電気自動車充電設備の整備を進めることとしております。

 基本目標の4番目は、活力と交流を生み出すまちづくりについてであります。
 まず、商工業の振興についてであります。我が国の経済は緩やかに回復しており、地方にあっても、回復しつつある状況ではありますが、地場産業の振興、地域経済の活性化は特に重要な施策と考えられることから、平成29年度におきましても引き続き「イバラノミクス事業」を展開し、さらなる地域経済の活性化や雇用の拡大を推し進めていくとともに、新たに「ホテル・旅館誘致等促進事業補助」制度を創設し、宿泊施設の誘致に努めてまいります。
 次に、農林業の振興についてであります。
 農林業の生産性や生活環境の向上を図るため、県営事業の「井原芳井広域営農団地農道整備事業」、「中山間地域総合整備事業」などを推進し、基盤整備を積極的に行うとともに、農業用施設の防災、減災を図るため、引き続き、重点ため池のハザードマップを作成することとしております。
 また、農業安定経営のための支援策として、地力回復・維持・強化を図るためのバーク堆肥購入補助や農地の流動化による経営規模の拡大と農地の荒廃を防止するための農地流動化助成を行うとともに、移動青空市やふるさと祭りの実施などにより、農業の活性化を図ることとしております。
 さらに、農産物の栽培や加工によるブランド化に取り組む農業団体やグループを支援し、農産物のブランド化を推進するほか、引き続き、薬用作物となるシャクヤクの産地化への支援や井原冬ぶどうの品質向上、収量増大に向けた実証実験に取り組むこととしております。
 また、新規就農者の確保や支援を図るため、農業実務研修、青年農業者育成対策事業をはじめ、受け入れ組織や技術指導者への支援を継続して実施してまいります。
 このほか、森林の保全事業といたしまして、危険木の伐倒処理事業や松くい虫予防事業を推進するとともに、有害鳥獣対策として引き続き捕獲柵、防護柵などの設置補助や新規狩猟免許取得補助を実施してまいります。
 次に、観光の振興についてでありますが、産業まつりをはじめ各種観光行事の実施、「高原荘」や「星の郷アクティブヴィラ」などの改修により観光客の誘致を図ることとしております。また、井笠広域観光協会や井原線沿線観光連盟などと連携し、観光資源のルート化をすすめ、魅力ある観光エリアの創出に努めてまいります。

 基本目標の5番目は、安全で快適に暮らせるまちづくりについてであります。
 まず、道路の整備でありますが、市道の拡幅や通行危険箇所の排除など地域の実情にあった道路整備を推進するとともに、点検・補修など道路施設の適切な維持管理に努めてまいります。また、橋梁につきましては、引き続き計画的に橋長2m以上の橋梁定期点検を行い、「橋梁長寿命化修繕計画」に基づき橋梁修繕を行うこととしております。なお、広域交通網の整備促進に向け、市内の幹線道路となる国道や県道の未改良区間の改良と交通安全施設の整備につきまして、引き続き国や県へ強く要望してまいります。
 次に、市営住宅の整備につきましては、「公営住宅等長寿命化計画」に基づき向町住宅、折口住宅11号棟の修繕を行うこととしております。
 また、都市づくりの具体的なビジョンを確立するため、「都市計画マスタープラン」の策定を行うとともに、空き家等に関する施策を総合的かつ計画的に実施するため、「空き家等対策計画」を策定することとしております。
 水道事業につきましては、安全で安心な水を安定的に供給するための取り組みとして、平成28年度から実施している「遠方監視装置更新工事」を引き続き行い、水道施設の監視体制の充実を図るとともに、老朽管の更新など、水道施設の計画的な整備を行ってまいります。
 また、基幹管路の更新を計画的に行うための「基幹管路耐震化・更新計画」と、上水道と簡易水道を統合・一元化するための「第四次拡張事業計画」を策定することとしております。
 簡易水道につきましては、平成25年度から事業開始しております「簡易水道再編推進事業」による施設整備を引き続き、芳井地区・美星地区において実施することとしております。
 公共下水道につきましては、現在の認可区域の変更を行い、事業認可区域面積を井原処理区784ヘクタール、芳井処理区85ヘクタールに拡大するとともに、引き続き、上出部、笹賀、東江原、西江原及び西吉井、佐原地内の面整備を行ってまいります。
また、浄化センターでは、水処理設備及び電気設備の更新を行い、施設の延命化を図っていくこととしております。
 次に、防災についてであります。
 いつ起こるかわからない災害に対し、その被害を最小限に止めるためには、地域の防災意識や防災力の向上を図ることが不可欠であると考えております。
 そのため、引き続き地域の防災活動を担う自主防災組織の強化に向けた支援を行うとともに、地域の防災リーダーとなる防災士の育成に取り組んでまいります。また、市総合防災訓練及び小田川の堤防決壊等を想定した避難訓練を引き続き実施するなど、災害に強いまちづくりを推進してまいります。このほか、「井原市防災マップ」の作成においては、土砂災害警戒区域などの情報を追加し、全戸配布することとしております。
 防犯の取り組みといたしましては、犯罪の起きにくい環境整備を行うため、引き続き自治会等によるLED防犯灯の設置を支援するなど、関係機関や地域の皆様と一体となった防犯活動を推進し、市民の防犯意識の高揚を図り、子供たちや地域の安全を確保してまいります。
 次に、消防関係では、井原地区消防組合への通常の負担金に加え、美星分駐所の改築移転工事及び高規格救急車等の車両整備を行ってまいります。一方、非常備消防では、消防団活動の円滑化に資する新たな取り組みを行うほか、年次計画に沿った小型動力ポンプつき積載車の更新や消防機庫の修繕など、消防施設の整備充実に努め、市民生活の安全・安心を図ることとしております。
 次に、消費生活についてでありますが、全国で特殊詐欺などの被害が後を絶たない状況の中、井原市消費生活センターの相談体制の充実を図るとともに、緊急告知端末「お知らせくん」や出前講座などを通してより一層の啓発活動に取り組み、消費生活の安定と向上、消費者被害の未然防止に努めてまいります。
 次に、公共交通の整備についてであります。
平成28年3月に策定した「井原市地域公共交通網形成計画」に基づき、誰もが自立した生活を送る手段として公共交通を維持・存続できるよう市民の皆様とともに取り組んでまいります。

 基本目標の6番目は、“My”意識でみんながつくるまちづくりについてであります。
 まず、協働のまちづくりについてであります。
 「井原市パートナーシップ・プロジェクト事業」では、各地区まちづくり協議会において、市民主体のまちづくり事業が展開され、その成果も次第に現われはじめております。今後も、市から派遣しておりますパートナーシップ推進員とも連携しながら地域課題の解決や地域振興に取り組んでいただきたいと考えております。本市といたしましても、引き続き、各地区の特色を生かした事業を積極的に支援するとともに、市民活動センターとの連携を図るなど、協働のまちづくりの更なる推進に努めてまいります。
 次に、「第7次総合計画」の策定についてであります。
 平成30年度から39年度までの10年間の新たなまちづくりの指針となる第7次総合計画の策定に、昨年4月より取り組んでおります。策定にあたっては、平成27年度に策定した「元気いばら まち・ひと・しごと創生 総合戦略」の4つの基本目標の理念を踏まえて、これをさらに発展させていくため、50人の市民委員の方々とともに取り組んでおります。現在、まちづくりの基本理念や将来都市像を示し、その実現に向けた施策の基本方針を定める基本構想について検討をいただいており、平成29年度は今後取り組むべき具体的な施策を示す「前期基本計画」の策定に取り組んでまいります。
 次に、男女共同参画についてであります。
 男女共同参画社会の実現には男性が果たす役割が極めて重要であることから、「第3次いばら男女共同参画プラン」に基づき、男性の家事・育児等に対する意識改革などの取組を進めることとしております。
 次に、国際交流についてであります。
 次代を担う子供たちに国際感覚を養う機会を提供し、国際化社会に対応できる人材の育成を進めるほか、国際交流協会とも連携しながら、市民主体の国際交流の活性化を図ってまいります。
 次に、電子市役所の構築についてであります。
 情報通信技術が急速に進展する中、行政においても、これを有効に活用した住民サービスのさらなる展開が、求められているところであります。
 このような中、社会保障・税番号制度につきましては、本年7月からの国や他の自治体との情報連携開始に向けて、住民基本台帳システムをはじめとする関係システムの整備を進めてまいります。
 また、平成24年1月に導入した緊急告知端末「お知らせくん」の放送を制御する機器の更新を行い、システムの安定化に取り組んでまいります。
 以上、平成29年度における予算編成及び主要施策についてご説明申し上げましたが、いずれにいたしましても、市民対話型の行政運営に努めてまいりますので、議員各位並びに市民皆様のご理解とご協力をお願い申し上げる次第であります。

 次に、本市議会定例会におきましてご審議をお願いいたします諸議案につきまして、その概要をご説明申し上げたいと存じます。

 まず、予算案件についてであります。
 議案第1号は「平成28年度井原市一般会計補正予算(第4号)」についてでありますが、今回の補正は、歳入において、地方特例交付金、普通地方交付税交付金及び臨時財政対策債の確定に伴う補正を行っております。歳出につきましては、補助事業の決定、事業費の確定によるもの等を主体に所要の措置を講じたところであります。
 その結果、補正額は3億5,860万円で、補正後の予算総額は212億9,240万円となった次第であります。その財源といたしましては、国庫支出金、県支出金及び地方債等の特定財源を充当いたしておりますほか、地方交付税交付金等の減額に伴い、財政調整基金の大きな取り崩しを行い、収支の均衡を図ったところであります。
 以下、歳出の主なものについてご説明申し上げます。
 総務費では、総合事務組合負担金について、退職手当負担金負担率の減少等に伴い、1,303万余円を減額計上しております。
 民生費では、国の第2次補正予算の経済対策として、対象者一人につき1万5千円を支給する臨時福祉給付金給付事業に1億4,181万余円を計上しておりますほか、介護給付費・訓練等給付費3,540万円、私立保育園補助金578万円、私立保育園保育実施委託料3,300万円、障害児通所給付費2,000万円、児童クラブ運営委託料870万余円を計上しております。
 衛生費では、利用実績等の確定に伴い岡山県西部衛生施設組合負担金を、1,747万余円、減額計上しております。
 農林水産業費では、有害鳥獣被害防止対策協議会補助金272万余円のほか、広域営農団地農道整備事業費の確定に伴う県営工事負担金2,508万余円を計上しております。
 商工費では、国の第2次補正予算により創設された地方創生拠点整備交付金を活用し、美星地区の空き家バンク登録物件を購入し、いばらぐらしお試し住宅兼移住相談コーナーを整備する事業に1,775万円、星の郷アクティブヴィラ ペンションコメットの宿泊室増や食堂へのガラス張りの展望スペース整備など、星空を満喫できる機能拡張事業に9,004万円を計上いたしておりますほか、芳井地区の空き家を改修し、アニメーション制作スタジオを開設する事業者に対するサテライトオフィス等誘致事業補助金711万円を計上しております。
 教育費では、総務費と同じく総合事務組合負担金について、393万余円、減額計上しております。
 なお、国の補正予算に対応する事業等につきまして、年度内での事業完了が見込めないことから繰越措置を行うこととしております。
 次に、議案第2号「平成28年度井原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」は、高額療養費の不足のほか、共同事業拠出金の確定及び国庫負担金の精算等に伴う補正をお願いしております。

 次に、議案第3号から議案第16号までは、平成29年度当初予算についてであります。
 まず、議案第3号「平成29年度井原市一般会計予算」についてでありますが、歳出につきましては先ほど申し上げておりますので、ここでは、歳入予算についての概要をご説明申し上げます。
 自主財源の大宗を占める市税は、市内企業の業績向上による法人市民税の増収や、新規設備投資による償却資産の増加に伴う固定資産税及び税率改正による軽自動車税の増収が見込まれ、前年度当初比約1億円増の45億4,350万余円の収入見込額を計上しております。
 一方、依存財源は、地方交付税の合併算定替の特例期間終了による段階的な減額が3年目を迎え、特例措置の50%が削減され大幅な減少を見込んでおります。また、青野小学校管理棟の建設事業完了のほか、国の補正予算措置に伴い、平成28年度補正予算で井原中学校建設事業や小学校空調設備整備事業を前倒し計上したため、市債の減少を見込んでおります。なお、収支の均衡を図るため、財政調整基金から8億5,900万円の繰り入れを行うこととしております。
 結果、自主財源は、69億1,099万円で歳入全体の35.8%となり、一方、依存財源は、124億1,501万円で、その構成比は64.2%となっております。
 次に、議案第4号から議案第10号までは、特別会計であります。
 国民健康保険事業につきましては、56億7,570万円を計上しており、生活習慣病予防に重点を置いた特定健康診査・特定保健指導の実施や人間ドック等を通じて医療費の抑制に努めることとしております。
 簡易水道事業につきましては、引き続き芳井地区、美星地区の簡易水道再編を推進することとしているほか、中央簡易水道など6簡易水道施設の維持管理などに7億2,040万円を計上しております。
 住宅新築資金等貸付事業では50万円を、後期高齢者医療事業では後期高齢者広域連合納付金等に5億9,160万円をそれぞれ計上しております。
 公共下水道事業では、井原地区において上出部、笹賀、東江原及び西江原地内を、芳井地区においては西吉井、佐原地内の面整備を進めるとともに、浄化センターの長寿命化整備事業を行うなど、28億370万円を計上しております。
 介護保険事業では、51億9,860万円を計上しており、井原市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(第7期)を策定するほか、地域支援事業を推進し、介護予防に努めることとしております。
 美星地区畑地かんがい給水事業では、維持管理のほか県営事業に対する一般会計への繰出金など2,420万円を計上しております。
 次に、議案第11号から議案第13号までは、企業会計であります。
 水道事業会計につきましては、配水管布設替や維持管理のほか、基幹管路の耐震化・更新計画の策定に要する経費を、病院事業では、一般病床、回復期病床、療養病床の再編に伴う経費のほか、医療の専門性、質の向上につながる医療機器購入等に要する経費を、工業用水道事業では、維持管理等に要する経費をそれぞれ計上したところであります。
 次に、議案第14号から議案第16号までは、それぞれ財産区の管理運営に要する経費を計上しております。
 次に、条例案件についてであります。
 議案第17号「井原市個人情報保護条例及び井原市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例について」は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正をするものであります。
 議案第18号「井原市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について」は、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正をするものであります。
 議案第19号「井原市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例について」は、昨年末に発覚した職員の不祥事に対する管理責任として、私自身の給料月額を減額するものであります。
 この件に関しましては、市民皆様、議員各位に対し、改めて深くお詫びを申し上げますとともに、今後このようなことが二度と起きないよう再発防止に努め、職員一丸となって信用と信頼を得られるよう全力で取り組んでまいりたいと考えております。本当に申し訳ございませんでした。
 次に議案第20号「井原市税条例等の一部を改正する条例について」は、地方税法の一部改正に伴い、所要の改正をするものであります。
 議案第21号「井原市地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について」は、介護保険法施行規則の一部改正に伴い、所要の改正をするものであります。
 議案第22号「井原駅ビル条例の一部を改正する条例について」は、井原駅ビルの使用形態の変更に伴い、使用料の区分、単位等を見直すものであります。
 議案第23号「上野・河合奨学金支給基金条例を廃止する条例について」は、上野・河合奨学金支給基金の廃止に伴い、条例を廃止するものであります。
 次に、事件案件についてであります。
 議案第24号「井原市過疎地域自立促進市町村計画の変更について」は、過疎地域自立促進特別措置法に基づき、井原市過疎地域自立促進市町村計画を変更するものであります。
 議案第25号「市道路線の認定及び変更について」は、道路法第8条第2項及び第10条第3項の規定により、市道路線を認定及び変更するものであります。
 次に、人事案件についてであります。
 議案第26号「人権擁護委員候補者の推薦について」は、人権擁護委員の任期満了に伴い、後任候補者の推薦につき意見を求めるものであります。
 議案第27号「固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて」は、本市固定資産評価審査委員会委員の任期満了に伴い、後任委員の選任につき議会の同意を求めるものであります。
 以上が今回提案いたしております議案の概要でありますが、詳細につきましては、いずれ日程に上がりました都度、私なり関係職員からご説明申し上げたいと思います。

 次に、この機会に若干のご報告を申し上げます。
 本市ホームページを2月1日に全面的にリニューアルいたしました。デザインを一新するとともに利用される方の使いやすさの向上を図り、スマートフォンやタブレット端末などのモバイル機器への対応を行うことにより、より多くの皆様が本市からの情報を手軽にご覧いただけるようになりました。今後とも、ホームページの内容充実と分かりやすい情報発信に努めてまいります。

 次に、国の地方創生加速化交付金を活用した「デニムの聖地」元気いばら魅力活力創出事業として、現在、店舗改築工事中の、井原駅ビル内ショップ「D# ザストア」が3月20日に、新名称「井原デニムストア」として、いよいよオープンの運びとなります。皆様ふるってお出かけください。
 次に、先ほど、予算概要の中でもふれさせていただきましたが、いばら営業部長「でんちゅうくん」が、本年7月6日から9日にフランス・パリで開催される、日本文化発信イベントであります「第18回ジャパンエキスポ」の参加キャラクターの日本代表に決定しました。
 事業費につきましては当初予算に計上させていただいておりますが、私も現地に参りまして、日本の文化・井原市の文化のPRはもとより、本市が世界に誇る特産品であります井原デニムや日本三選星名所にも選ばれた美星の美しい星空など本市の魅力を余すところなくトップセールスをし、新規販路開拓や交流人口の確保につなげたいと考えております。

 次に、会議への出席状況についてであります。
 去る1月16日、岡山県土地改良事業団体連合会役員会が岡山市で開催され、出席いたしました。
 1月17日、岡山県市長会議が岡山市で開催され、出席いたしました。
 1月24日、第9回B&G全国サミットが東京で開催され、出席いたしました。また、地元選出国会議員を訪ね、地方創生関連交付金への特段の配意をお願いいたしました。
 1月25日、全国市長会議が東京で開催され、出席いたしました。
 1月30日、備後圏域連携協議会が神石高原町で開催され、出席いたしました。
 1月31日、高梁川流域自治体連携推進協議会が倉敷市で開催され、出席いたしました。
 2月3日、井笠地区農業共済事務組合正副管理者会議が矢掛町で開催され、出席いたしました。
 2月8日、田中美術館運営委員会及び平櫛田中賞選考委員会を東京で開催し、出席いたしました。
 2月10日、井笠地区農業共済事務組合組合議会が矢掛町で開催され、出席いたしました。
 2月13日、岡山県西部衛生施設組合正副管理者会議が笠岡市で開催され、出席いたしました。
 2月21日、岡山県西部衛生施設組合組合議会が笠岡市で開催され、出席いたしました。

 以上が報告でありますが、諸議案につきましては、何とぞ慎重にご審議の上、適切なご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。

お問い合わせ

秘書広報課
住所:〒715-8601 岡山県井原市井原町311番地1 本庁舎3階南側
TEL:0866-62-9501
FAX:0866-62-1744

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