市議会市長提案説明(平成29年6月市議会定例会)

公開日 2017年06月13日

最終更新日 2017年06月13日

平成29年6月12日(月)

■平成29年6月市議会定例会市長提案説明要旨

 中国地方では今月7日に梅雨入りし、まさに雨の多い季節に入ったわけであります。
 近年は全国各地で局地的大雨に見舞われるなど、いつ、どこで、どのような災害が発生するかわかりません。
 そのため、常日頃から自分が住んでいる地区の危険箇所や指定緊急避難場所および指定避難所の位置や避難経路等の情報収集を行い、自分の身は自分で守ることを意識して、早めに安全な行動をとることが必要であります。
 こうした中、昨日は井原リフレッシュ公園多目的広場を中心に、総勢約500人の参加をいただき、総合防災訓練を実施いたしたところであります。
 また、8月には荏原地区におきまして、小田川の決壊を想定した避難訓練を計画し、準備を進めているところであり、こうした取り組みを通して、防災体制の一層の充実強化を図ってまいりたいと考えております。

 さて本日、6月市議会定例会をお願いいたしましたところ、皆様方にはご多用の中、お揃いでご出席を賜り、誠にありがとうございます。
 本定例会におきまして、ご審議をお願いいたします案件は、既にご案内申し上げておりますが、議案の説明に先立ちまして、最近の諸情勢及び市政の状況等について申し述べ、議員各位並びに市民皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

 まず、我が国の経済状況についてであります。
 政府が発表した5月の月例経済報告では、「景気は、一部に改善の遅れもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」とし、先行きについては、「雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある」としているところであります。
 こうした中、政府は経済の好循環の更なる拡大を実現するため、平成28年度第2次補正予算および平成29年度予算について、円滑かつ着実に実施することとしております。
 また、デフレからの脱却を確実なものとし、経済再生と財政健全化の双方を同時に実現していくため、「経済財政運営と改革の基本方針2017」、「まち・ひと・しごと創生基本方針2017」等を取りまとめることとしており、今後も国の動きを注視するとともに、地方の意見を十分に反映した議論がなされるよう、市長会などあらゆる機会を通じて国に対して強く働きかけてまいりたいと考えております。

 次に、市政の状況等について申し述べます。
 まず、国の地方創生加速化交付金を活用し、「デニムの聖地 いばら」の情報発信拠点として、井原駅構内にリニューアルオープンした「井原デニムストア」についてであります。
 3月20日の開店以降、情報誌・テレビなど多くのメディアに取り上げられ、市内外からのご来店をいただいているところであり、とりわけ、ゴールデンウィーク期間中は、ふるさと井原へ帰省された方々にもお越しいただき、本市の誇るべき井原デニムを、全国に向け効果的にPRできていると感じているところであります。
 ちなみに、売上金額ベースで昨年同時期と比較いたしますと、約10倍近くの大幅な伸びとなっております。
 今後も産業界と協働して、高品質な井原デニムを活かした新商品の開発、新たな販路の開拓など、「世界が認める井原デニム」を力強く支援してまいりたいと考えております。
 こうした中、いよいよ来月6日から9日までの4日間、フランス・パリで開催される日本文化発信イベント「第18回ジャパンエキスポ」に、私と「いばら営業部長でんちゅうくん」が参加をしてまいります。
 この度の出展をまたとないチャンスと捉え、現地では、でんちゅうくんのルーツである歌舞伎をはじめ、備中神楽などの日本文化の発信はもとより、「井原デニム」や日本三選にも選ばれた「美星の美しい星空」など、本市の魅力を余すことなく世界に向けて発信し、産業や観光の振興、インバウンドに繋がるよう、積極的なトップセールスを行ってまいりたいと考えております。
 「でんちゅうくん」と言えば、美星スペースガードセンターで発見された小惑星が、4月13日に「でんちゅうくん」と命名されました。
 小惑星「でんちゅうくん」は、直径2キロメートルから5キロメートルと推定され、現在、地球から約2億9千万キロメートルの距離にあり、肉眼では見ることはできませんが、今の時期は夜10時ごろ南の空にありますので、あらためて本市の美しい星空に親しみを持っていただければと考えております。
 また、従来からの魅力発信の取り組みについても継続してまいります。
 首都圏に向けては、7月と11月の2回、三菱自動車本社ショールームや東京・新橋の県アンテナショップを会場に、本市の特産品の販売や観光、移住・定住のPRを行うこととしております。
 また、移住・定住対策としまして、都市部の人材を、地域社会の新たな担い手として受け入れ、地域力の充実・強化を図る取り組みである「地域おこし協力隊」については、今月1日から、新たに5人を受け入れ、合計14人の隊員が、イベント支援や農業支援などの地域おこし活動に従事しております。
 定住・定着を図りながら、地域の活性化に貢献いただいているところであり、これらの魅力発信、移住・定住対策に必要な経費について、この度の補正予算に計上させていただいております。
 先般、平成28年度の県内市町村別移住者数が、報道されておりました。
 本市への移住者数は217人で、県内27市町村中、岡山市、倉敷市に次ぎ、県内3番目となっており、これまで取り組んできた移住・定住対策の成果が表われているものと実感しているところであります。
 次に、本市のまちづくりの指針である「井原市第7次総合計画」についてであります。
 現在、市民等50人の委員による「くらしづくり」、「まちづくり」、「ひとづくり」の3つの部会において、ご協議を重ねていただいているところでございます。
 今後、委員の皆様から賜ったご意見等も踏まえながら、実効性のある計画となるよう作業を進め、本年9月議会におきましては、基本構想の素案と前期基本計画の骨子を、さらに12月議会におきましては、第7次総合計画の素案について、議員の皆様にお示しさせていただく予定としております。
 次に、井原市パートナーシップ・プロジェクト事業についてであります。
 協働のまちづくりでは、各地区まちづくり協議会において、本年度5年目を迎えます「がんばる地域応援補助金」制度を活用し、各地区の特色を生かした取り組みの実施をいただいているところであります。
 現在、11地区の「まちづくり協議会」から申請のありました40事業を採択しており、2回目の募集では、2地区から5事業の申請をいただいたところであります。
 引き続き、地域の活性化や地域課題の解決に向けた取り組み、協働によるまちづくりを積極的に支援してまいります。
 次に、臨時福祉給付金についてであります。
 平成26年4月から消費税率が引き上げられたことに伴い、市民税が非課税の方々への負担を緩和するため、要件を満たす方に臨時福祉給付金が支給されます。
 本市で対象者と思われる方、約8千800人には、すでに4月下旬に、ご案内をお送りし、5月末現在で7千300人余り、約84%の方から申請をいただいております。
 申請の受付は、7月26日までとなっておりますので、申請がお済みでない方は、お忘れのないよう申請をしていただきますようお願いいたします。
 次に教育関係でございます。
 2月定例会で契約の議決をいただきました井原中学校建設工事に着手いたしました。
 現在、技術室や家庭科室がありました南校舎解体を進めているところであります。
 南校舎の解体が終わりましたら、跡地に新特別教室棟を建設し、来年2学期からの供用開始を目指します。
 以後、新しく建設の終わった施設から、順次、活用する計画で事業を進めてまいります。
 なお、全ての事業完了は平成33年1月末の予定です。
 井原中学校近隣にお住まいの地域の皆様、工事中、井原中学校に在籍される生徒・教職員並びに関係各位には、大変、ご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
 文化関係では、4月28日から開催しております田中美術館の春季特別展「竹工芸の人間国宝 勝城蒼鳳展」につきましては、現在、好評開催中でございます。
 会期は、今月18日までとなっておりますので、ぜひ、ご覧いただきたいと存じます。
 今年度は、秋にも第28回平櫛田中賞受賞記念「安藤榮作展 SOUL・LIFE・SPIRIT」を予定しており、今後も質の高い美術作品を展示し、地域文化の振興に尽くしてまいりたいと存じます。
 次に、市民病院の充実についてであります。
 4月1日に、新たに常勤の救急専門医が着任し、救急科を標榜し、常勤内科医師も着任いたしました。
 さらに、5月1日付で常勤の循環器内科医師が着任し、常勤医師については昨年度10人から今年度、3人増の13人となり、さらに、今議会に上程しお願いしております「ドック・健診部」の新設など、医療提供体制の充実・強化に努めているところであります。
 次に、本市の平成28年度の会計状況についてでありますが、一般会計を初め、特別、企業のそれぞれの会計が、おおむね順調に進展し、健全な財政収支で所期の成果が得られたものと考えております。

 以上、最近の諸情勢及び市政の状況等について申し述べましたが、次に本定例市議会におきましてご審議をお願いいたします諸議案につきまして、その概要をご説明申し上げたいと存じます。

 まず、予算案件についてであります。
 議案第33号は「平成29年度井原市一般会計補正予算(第1号)」についてでありますが、今回の補正は、補助事業の決定によるもののほか、緊急を要するものを主体に、必要な措置を講じたところであります。
 その結果、補正額は2億2千70万円、補正後の予算総額は195億4千670万円となった次第であります。
 その主な財源といたしましては、国庫及び県支出金等の特定財源と前年度繰越金を充当いたしております。
 以下、歳出の内容についてご説明申し上げます。
 総務費では、公共施設整備基金積立金に1億5千7万余円、地区集会所等整備事業費補助金に31万円、コミュニティ助成事業補助金に430万円を計上しております。
 農林水産業費では、有害鳥獣被害防止対策協議会補助金に999万余円、園芸総合対策事業費補助金に1千185万余円、小規模林道整備事業に500万円、林地災害防止事業に600万円を計上しております。
 商工費では、消費者行政活性化事業に145万余円、地域おこし協力隊事業に2千581万余円、首都圏情報受発信事業に62万余円を計上しております。
 教育費では、小・中学校の理科教育等設備整備事業に427万円、新体操備品整備事業に100万円を計上しております。

 次に、条例案件についてであります。
 議案第34号「井原市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について」は、新たに「ドック・健診部」を設置することに伴い、所要の改正をするものであります。

 次に、事件案件についてであります。
 議案第35号「工事委託基本協定の締結について」は、浄化センター水処理設備及び電気設備工事に係るものであります。

 次に、人事案件についてであります。
 議案第36号「農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて」は、本市農業委員会委員を任命するものであります。

 以上が、今回提案いたしました議案の概要でありますが、詳細につきましては、いずれ日程に上がりました都度、私なり関係職員から、ご説明申し上げたいと存じます。

 おわりに、会議等への出席状況についてご報告を申し上げたいと存じます。

 4月12日、全国市長会理事会が東京都内で開催され、出席いたしました。
 4月19日、岡山県市長会議が倉敷市で開催され、出席いたしました。
 5月10日、中国市長会総会が呉市で開催され、出席いたしました。
 5月23日、備中県民局管内事業説明会が倉敷市で開催され、出席いたしました。
 5月30日、備後圏域連携協議会が福山市で開催され、出席いたしました。
 5月31日、岡山県市町村振興協会理事会が岡山市で開催され、出席いたしました。
 6月6日、7日両日、東京都内で開催された全国市長会議に出席し、国への要望事項を取りまとめました。

 以上が報告でありますが、提出しております諸議案につきましては、何とぞ慎重にご審議の上、適切なご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。

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