民話のトップにもどる
道祖の竜
3  
 次の夜、長さ7〜8メートル、らんらんとかがやく目をした大きな
龍が、和尚の前にあらわれました。和尚が、やくそくどおりお経を
となえると、龍は、和尚の前に頭をたれて静かにお経の声に耳を
かたむけていましたが、お経が終わると、するすると池の中に帰っ
ていきました。すると、にわかに、波はさかまき、天には黒雲がう
ずまき、かみなりはとどろき、やがて、大つぶの雨が滝のように
ふってきました。龍は、あっというまに黒雲にうち乗り、天にのぼっ
ていきました。その後、大池は切り開かれ、あたりはりっぱな田と
なり、村人たちは平和にくらしたということです。