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でんぐら堂ものがたり
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 しかしこのままでは、とうてい殿様に食べさせるわけにはいきま
せんので、ほしいいにすることにしました。そして、お堂の南がわの
日当たりのよいところに、飯をならべて、
 「若殿、これはたいせつな食べものでござるゆえ、とられない
ように、よく見はっていてくだされませ。」
とたのみ、二人はふたたびものもらいに出かけていきました。
「ああ、よしよし、心えた。」
と、若殿さまは、おおらかに答えました。