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摺り袈裟と狐
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 ところがある秋の朝のことです。法泉寺の和尚おしょうさんが、
寺を見まわっていると、先月やとったばかりの白髪はくはつの寺男が、
庭の落ち葉をほうきできれいにはいていました。ところが、
よくよく見ると、寺男がはいているのは、ほうきではなくて、
けもののしっぽでした。