そのとき、とつぜん頭の上の方から、雨のようなものが
降
(
ふ
)
って
きました。はっとおどろいた二人は、空を見上げましたが、空は
いちめんの星空で雲一つみあたりません。それなのに、空からは、
雨のように水が降り続きます。ふしぎに思った二人が
沖
(
おき
)
をながめると、
今まで何もなかったところに、小さな島がぽっかり浮き出ていました。