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第1回平櫛田中賞受賞記念「淀井敏夫展」
更新日:2024年2月28日更新
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過去の特別展
第1回平櫛田中賞受賞記念「淀井敏夫展」
会期
1994年9月22日~10月23日
内容
淀井敏夫氏は、1911年兵庫県朝来町に生まれます。1928年東京美術学校彫刻科木彫部に入学しますが、次第に彫塑にひかれるようになり、在学中の1931年に初出品した塑像「男立像」が第12回帝展で早くも入選し頭角を表します。1933年美術学校卒業後は、国画会展、二科展、文展に出品し、戦後は二科展を主な発表の場として活躍します。
戦後、我が国の彫刻界、特に二科会は抽象彫刻の拠点でしたが、その中にあって一貫して具象彫刻の制作を続け、石膏直付け法による粗い溶岩のような肌を持つ痩身のフォルムを確立して独自の境地を展開しました。
本展覧会では、初期の作品から新作までを展観しました。
主な出品作品
淀井 敏夫
- 「少年の首」
- 「聖マントヒヒ」
- 「海辺の女」
- 「ナイルの子供たち」