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特定外来生物について(オオキンケイギク・ヒアリ)
特定外来生物とは
特定外来生物とは、外来生物であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されます。指定された外来生物は、飼育・栽培・保管・運搬・販売・譲渡・輸入などが原則禁止されます。
これらの項目に違反した場合、個人では最高で懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金、法人では1億円以下の罰金が科されます。
外来生物からの被害を予防するために「外来種被害予防三原則」を守ることが重要です。
【外来種被害予防三原則】
1 入れない:悪影響を及ぼすかもしれない外来生物をむやみに日本に入れない
2 捨てない:飼養・栽培している外来生物を自然の中に捨てない
3 拡げない:自然の中にいる外来生物をほかの地域に拡げない
オオキンケイギク(特定外来生物)について
市内で生息が確認されている「オオキンケイギク」は特定外来生物として指定されています。
特徴
オオキンケイギク[その他のファイル/1.39MB] オオキンケイギクの花[その他のファイル/796KB]
キク科の多年生植物であり、高さは30cm~70cm程に成長します。5月~7月にコスモスに似た形状の鮮やかな黄色の花を咲かせます。
道端や河原などでよく見かけます。
多年生植物であるため、駆除した後も、土壌に根が残っている場合、翌年も生えてくることがあります。
参考:オオキンケイギクリーフレット[PDFファイル/1.76MB] 環境省
お願い
ご自宅の庭や花壇に植える等の行為は絶対にしないでください。
※外来生物法により、栽培や運搬、販売、生きたままの運搬などが禁止されています。
駆除したら
駆除する場合、種子をつける前の花の咲き初めまでに、根から引き抜くことが望ましいです。(多年生植物のため、根が残っていると翌年も生えてくる場合があります)
駆除した個体は袋などに詰めて枯死させた後、「燃やすごみ」として出してください。
ヒアリ(特定外来生物)について
特徴

環境省HPより
南米原産のアリで、アメリカ南部、台湾、中国、オーストラリア等に侵入、定着をしています。
体長は2.5mm~6.0mmであり、光沢のある赤茶色で腹部は黒褐色をしています。(頭部は黒くない)
土で直径25cm~60cm、高さ15cm~50cmのドーム状のアリ塚を作ります。
きわめて攻撃的で、巣を刺激したりすると集団で襲い掛かり、腹部末端の毒針で刺されるとやけどのような強い痛みがします。
参考:ヒアリリーフレット[PDFファイル/1.37MB] 環境省
県内での確認例
| 発見日 | 発見場所 | 発見匹数 |
備考 |
|---|---|---|---|
| 平成29年8月6日 | 水島港玉島HI | 200匹強 | 後日、現場周辺で数十匹確認 |
| 平成29年9月15日 | 笠岡市内事業所 | 1匹 | |
| 令和4年10月25日 | 井原市内事業所 | 多数 |
開封時こぼれ落ちた個体数匹を速やかに駆除後、コンテナは福山港へ返送。その後、同コンテナから1万匹強の個体を確認。 |
お願い
ヒアリを見つけたら
ヒアリと思われるアリを見つけたら、捕まえたり触ったりしないようにしてください。市販のアリ用殺虫剤で駆除は可能ですが、刺激せず、発見日時・発見者・発見場所及び発見時の状況について、出来る限り写真を添付のうえ、下記、ヒアリ相談ダイヤルへご連絡お願いします。
ヒアリに刺されたら
刺された直後20分~30分程度は安静にして、体調に変化がないか注意してください。体質によってはアナフィラキシーショックを引き起こす可能性がありますので十分注意をしてください。なお、体調が悪くなったときは、すぐに医療機関を受診してください。
連絡先
- 井原市環境企画課
電話:0866-62-9515 - 環境省中国四国地方環境事務所 野生生物課
電話:086-223-1561 - 岡山県自然環境課
電話:086-226-7309 - 環境省ヒアリ相談ダイヤル(※一般的なヒアリの相談)
電話:0570-046-110
リンク集(別ウィンドウで開きます)
- 特定外来生物法について(環境省HP)<外部リンク>
- 特定外来生物一覧(環境省HP)<外部リンク>



