公開日 2017年02月02日
最終更新日 2017年02月08日
- 弘法大師試作
- 1940年(昭和15年)
- 木彫彩色
弘法大師空海(775年~835年)は、讃岐国(香川県)に生まれ、30歳で唐に留学し密教を学び、帰国後、真言宗を開き高野山に金剛峰寺を創建しました。「弘法にも筆のあやまり」で知られるよう、書にひいでており、嵯峨天皇・橘逸勢とともに三筆と言われます。
この作品は、岡山市三野、法界院へ奉納した像の試作として制作され、第27回院展に出品されました。この頃は田中の代表作である鏡獅子を中心に制作をしていた時期であり、前年には「試作鏡獅子」を院展に出品しています。