公開日 2017年02月02日 最終更新日 2017年02月08日 夜半翁(倣月渓) 1936年(昭和11年) 木彫彩色 この作品は、松尾芭蕉、小林一茶と並び称される俳人であり、文人画にもすぐれた与謝蕪村の像です。副題の倣月渓とは、月渓の描いた蕪村の画像にならって作ったとの意味です。 切れ長の細い眼のおだやかな表情、しまった口もとと、はったあごの形から、蕪村の意志の強さをうかがうことができ、個性的な風貌がよくとらえられています。