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(3)呼吸の確認
傷病者が「普段どおりの呼吸」をしているかどうかを確認する。
傷病者のそばに座り、10秒以内で傷病者の胸や腹部の上がり下がりを見て、普段どおりの呼吸をしているか判断する。
ポイント
次のいずれかの場合には、「普段どおりの呼吸なし」と判断する。
- 胸や腹部の動きがない場合。
- 約10秒間確認しても呼吸の状態がよくわからない場合。
- しゃくり上げるような、途切れ途切れに起きる呼吸が見られる場合。
- 心停止が起こった直後には、呼吸に伴う胸や腹部の動きが普段どおりでない場合や、しゃくりあげるような途切れ途切れに起きる呼吸がみられることがある。この呼吸を「死戦期呼吸」というが、「死戦期呼吸」は「普段どおりの呼吸」ではない。