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(9)電気ショック
(9)電気ショック
- AEDが電気ショックを加える必要ありと判断すると、「ショックが必要です」などの音声メッセージが流れ、自動的に充電が始まる。
- 充電が完了すると「ショックボタンを押してください」などの音声メッセージが流れ、ショックボタンが点灯し、充電完了の連続音が出る。
- 充電が完了したら、「ショックを流すからみんな離れて!」と注意を促し、誰も傷病者に触れていないことを確認し、ショックボタンを押す。
ポイント
- ショックボタンを押す際には、必ず自分が傷病者から離れ、更に誰も傷病者に触れていないことを確認する。
- 電気ショックが加わると、傷病者の腕や全身の筋肉が一瞬けいれんしたように動く。
(10)心肺蘇生法を再開
- 電気ショックが完了すると、「ただちに胸骨圧迫を開始してください」などの音声メッセージが流れるので、それに従い直ちに胸骨圧迫を再開する。
胸骨圧迫30回、人工呼吸2回の組み合わせを繰り返す。
ポイント
- AEDを使用する場合でも、AEDによる心電図の解析や電気ショックなど、やむを得ない場合を除いて、胸骨圧迫の中断をできるだけ短くすることが重要。
(11)AEDの手順と心肺蘇生の繰り返し
- 心肺蘇生を再開して2分ほど経ったら、再びAEDが自動的に心電図の解析を行う。音声メッセージに従って傷病者から手を離し、周りの人も傷病者から離れる。
- 以後は、(8)心電図の解析、(9)電気ショック、(10)心肺蘇生の再開の手順を、約2分間おきに繰り返す。