公開日 2017年02月02日
最終更新日 2017年02月08日
- 長寿明王
- 1922年(大正11年)
- ブロンズ
この作品は、田中苑の滝口に置かれ長寿明王の名で親しまれています。もともとは、大正11年に5年の歳月をかけて完成した、聖観音を中心とするひとそろいの仏像(木彫)の一部である愛染明王です。その石膏原型から鋳造され、ブロンズに仕上げられました。木彫の作品は、奈良の法輪寺から制作を依頼され、奉納したものと思われます。
愛染明王は全身赤色で、3つの目、6本の手を持ち、常に怒りの相をあらわす愛欲の神とされています。仏法守護の神ですが、近世では恋愛の神としても信仰されました。