公開日 2017年02月02日
最終更新日 2017年02月08日
- 原嘉道博士
- 1939年(昭和14年)
- ブロンズ
原嘉道(1867年~1944年)は弁護士であり田中義一内閣の法相に起用され、辞任後中央大学学長となり昭和6年には枢密顧問官、さらに昭和15年から没するまで枢密院議長をつとめました。
田中が依頼をうけて原家を訪ねると原翁は袷か綿入れかの普段着で袴もはいていません。袷羽織を重ねた姿で応接間に入ってくるなり、虎の毛皮を敷いた椅子の上にちょこんと座ってしまいました。その雰囲気がいかにも休日にくつろいでいるといった様子でとてもよく、そのままの姿を作ったものです。