公開日 2017年02月03日 最終更新日 2017年02月08日 鏡獅子試作頭(かがみじししさくかしら) 1938年(昭和13年) ブロンズ・金箔・彩色 このブロンズの頭は、昭和33年に完成した「鏡獅子」と同じ大きさのものです。木彫と塑造(粘土など簡単に形を変えることのできる性質の材料で彫刻の原型を作ること)の相違を端的に示すものですが、表情には菊五郎の意志の強さがはっきりととらえられていて、「鏡獅子」制作にかけた作者とモデルの緊迫した気迫が感じられる作品です。