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市議会市長提案説明(令和5年9月市議会定例会)

ページID:0002385 更新日:2024年2月28日更新 印刷ページ表示

令和5年9月4日(月曜日)

令和5年9月市議会定例会市長提案説明要旨

令和5年9月市議会定例会市長提案説明要旨の画像
 今年の夏は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行して初の夏となった訳でありますが、先月6日、「井原まつり☆まんてん2023」が井原駅前広場、並びに駅前通りで開催されました。新しいスタイルで4年ぶりの実施となった夏まつりは、金魚すくいなど、子どもたちが楽しめるちびっこ広場やステージパフォーマンスなどが行われ、総踊りで、約200人の踊り子さんたちが熱気あふれる舞を繰り広げ、フィナーレを飾る打ち上げ花火は、市内6地区で同時に打ち上げられました。会場は、市内外から訪れた大勢の人で賑わいました。

 また、お盆には、各地区で盆踊り大会が行われ、こちらも多くの地域の皆さんや帰省された方々で賑わっておりました。どちらのイベントを見ましても、小さいお子様連れのご家族や小中学生の参加が多く、安心して楽しめる内容であったと感じております。主催者の方々の創意工夫、ご尽力に感謝申し上げます。

 8月12日に札幌市で開催されました、全国高校総体新体操男子団体の部において、県立井原高校男子新体操部が、優雅でダイナミックな演技を披露し2年ぶり7回目の優勝を果たしました。2位の学校に大差をつけての優勝という素晴らしい結果でした。市としましても、今後の練習環境の確保に向け、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。

 8月も終わり、猛暑はひと段落しましたが、まだまだ厳しい残暑が見込まれております。体調管理には十分ご留意いただきますようお願い申し上げます。

 さて、本日、9月市議会定例会をお願いいたしましたところ、議員の皆様方には大変お忙しい中ご出席を賜り、厚くお礼を申し上げます。

 本定例会におきまして、ご審議をお願いいたします案件は、既にご案内をしておりますが、議案の説明に先立ち、市政の状況等について申し述べ、議員並びに市民各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

 

 まず、新型コロナウイルス感染症についてであります。

新型コロナウイルス感染症の新規陽性者は、全国的にやや増加傾向で、本市におきましては、井原医師会からの情報提供によりますと、市内医療機関で確認された一週間当たりの1日平均陽性者数は、7月23日の週以降、30人前後で推移しておりおり、感染拡大に注意が必要な状況が続いております。

 市民の皆様には、こまめな手洗い・手指消毒、場面に応じたマスクの着用など、個人の判断による、基本的な感染予防に取り組んでいただきますとともに、高齢者など重症化リスクの高い方は、ワクチンの接種についてもご検討くださいますようお願いいたします。

 なお、すべての年代を対象としたワクチン接種を、9月20日から開始する予定で準備を進めております。詳細につきましては、順次、市ホームページや広報折込チラシ、メール配信等でお知らせしてまいりますので、よろしくお願いいたします。

 

 次に、防災関係についてであります。

 出水期も後半に入り、台風の襲来時期を迎えております。引き続き、災害による被害を最小限にとどめるため、市といたしましては万全を期してまいりますが、ご家庭、地域におかれましても、非常持出品の準備や家庭内での備蓄、避難場所の確認などに取り組んでいただき、「いざという時」に備えていただきますようお願いいたします。

 

 次に、第2弾 元気いばら暮らし 応援券についてであります。

 昨今のエネルギー・食料品などの価格高騰の影響を受けている市民の皆さんの生活を支援するとともに地域経済の下支えを目的として、「第2弾 元気いばら 暮らし応援券」を世帯主の方あてに8月下旬に郵送したところであります。これは1人当たり3,000円分、満18歳以下の方には6,000円分の商品券で、市内取扱店舗で10月末まで使用できますので、ぜひ市内でのお買い物の際には役立てていただければと思います。

 

 次に、子ども議会についてであります。

 市制施行70周年記念事業のひとつとして実施いたします「子ども議会」ですが、10月21日土曜日に開催することとなりました。市内の全小学校、中学校、高等学校のそれぞれ代表の児童・生徒がこの議場で一般質問に登壇し、執行部から答弁することとなっており、現在準備を進めているところであります。

 

 次に、マイナンバーカードについてであります。

 本市のマイナンバーカードの保有率は、令和5年7月末時点で73.2%であります。マイナンバーカード取得促進事業では、9月から、外出が困難な方を対象として、ご自宅でマイナンバーカードの申請の受付を行う、ご自宅訪問申請サービスをはじめました。

 また、市内15の郵便局窓口でのマイナンバーカードの申請サポートも引き続き12月まで実施し、マイナンバーカードの取得促進に努めてまいります。

 

 次に、子育て支援についてであります。

 本年4月に、国はこども家庭庁を発足させ、こどもや若者に関する施策、少子化を克服するための施策を幅広く盛り込んだ「こども大綱」を本年中に策定し、子ども若者及び子育て世帯への支援の強化を図ることとしております。本市におきましても、今年度と来年度の2か年でこども計画を策定し、こども・子育て施策の充実を図ってまいりたいと考えております。

 つきましては関係予算を本議会に上程しておりますので、ご審議いただきますようお願いいたします。

 

 次に、井原町における中心市街地活性化の取組みについてであります。

 本取組みの状況につきましては6月におきましても報告させていただいたところでありますが、新町商工連盟を含む商店街関係者や地域住民の方々など関係者一体となって取り組む中小企業庁が実施するワークショップ事業の採択を7月に受け、第1回目のワークショップは8月24日に開催されたところでございます。

 内容といたしましては、国から派遣された専門家による講演や参加者による意見交換が行われ、今後は内容やテーマを変えながら年度内6回程度開催が予定されております。本事業を通して本年度中には新たな計画が示される予定でありますが、市といたしましても、引き続き中小企業庁や中国経済産業局と連携を行いながら、必要な支援を行ってまいりたいと考えております。

 

 次に、観光の振興についてであります。

 新型コロナウイルスが5類に変更された5月以降、人の移動が活発化する中、本市が事務局を務めております井原線沿線観光連盟では、国内外向けに、山城などの歴史的建造物や伝統文化を生かした体験型ツアーの造成を進めているところであります。10月以降で複数のツアーを実施することとしており、本市をはじめ、沿線地域への回遊を促進してまいります。

 このほか、大阪市内で10月に開催される世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン」において、星空ツーリズムエリアに、本市はもとより、「天文王国おかやま」としても出展することとしております。業界関係者が一堂に集う場でありますので、美しい星空の魅力を広くPRし、新規顧客の獲得や旅行商品の開発につなげてまいりたいと考えております。

 

 次に、平櫛田中美術館関係についてであります。

 来月6日から「第30回平櫛田中賞受賞記念展 棚田康司~線状に幅を 空間に愛を~」を開催いたします。開会式後には、棚田康司氏ご本人によるアーティストトークも予定しております。会期は11月26日までとなっておりますので、ぜひ大勢の皆様にご覧いただきたいと存じます。

 また、来年2月から令和11年半ば頃まで「鏡獅子20年ぶりの里帰り」展示を計画しております。田中芸術の集大成を間近でご覧いただくまたとない機会であり、ぜひ大勢の皆様に会場へ足をお運びいただきたいと思います。

 

 次に、公共施設の管理についてであります。

 本市が所有する公共施設につきましては、他の自治体と同様、将来的には、人口減少や少子高齢化に伴う需要の変化が見込まれるとともに、施設の改修や建替えのために膨大な費用が必要となる試算となっております。

 将来世代への負担増を避けつつ施設を適切に管理していくため、本市では、平成29年3月に策定した「井原市公共施設等総合管理計画」に基づき、「建替えや長寿命化により存続させる施設」、「現状のまま使用する施設」、「民間等に譲渡する施設」など、施設ごとの今後の対応方針の検討を重ねてきたところであります。

 その方針につきまして、今議会で説明するとともに、対象施設に関係する地域や利用団体などの関係者の皆様への説明を行い、ご意見を聞き、本年度、「井原市公共施設個別施設計画」を策定することとしております。

 

 次に、病院事業についてであります。

 井原市民病院では、持続可能な地域医療提供体制を確保するため、国のガイドラインに基づき、この度、「井原市民病院経営強化プラン」を策定いたします。

 期間は、令和5年度から9年度までの5年間で、市民病院が担う役割・機能を見直した上で、健全な経営に向けた取組をさらに進めてまいりたいと考えております。

 

 次に、この秋の行事についてであります。

 9月21日から30日までの10日間、「交通ルール 守って笑顔 晴れの国」をスローガンに、秋の交通安全県民運動が展開されます。秋の行楽シーズンを迎え、交通事故の増加が懸念されますことから、市民一人ひとりが地域の交通安全運動の主役となり、交通事故の撲滅に一層の協力を賜りますようお願いいたします。

 

 以上、市政の状況等について申し述べたところでありますが、次に本市議会定例会におきまして、ご審議をお願いいたします諸議案につきまして、その概要をご説明申し上げたいと存じます。

 

 まず、認定についてであります。

 認定第1号「令和4年度井原市一般会計歳入歳出決算について」から認定第14号「令和4年度井原市下水道事業会計決算について」までの決算認定についてでありますが、それぞれ監査委員の意見を付し、決算資料を提出しておりますので、慎重に審議の上、適切なご決定を賜りますようお願い申し上げます。

 

 次に、予算案件についてであります。

 議案第48号「令和5年度井原市一般会計補正予算(第4号)」についてでありますが、今回の補正は、地元要望に基づく補助事業、令和5年4月1日施行のこども基本法に基づく市町村こども計画策定に係る市民意識調査及び第1期工事の竣工の目途が立ったことに伴う第2期仁井山公共残土処理場整備事業のほか、県の補助採択に伴うものなどを主体に所要の措置を講じるものであります。

 あわせて、前年度決算剰余金の一部を、減債基金へ積立てるものであります。

 その結果、補正額は、9億6,790万円、補正後の予算総額は226億390万円となった次第であり、その財源としましては、国・県支出金、市債及び前年度繰越金等を充当いたしております。

 

 以下、歳出の主なものについてご説明申し上げます。

 まず、総務費では、地域おこし協力隊員の追加配置に要する経費、地区集会所等施設整備事業補助金などを計上いたしております。また、決算剰余金の一部につきまして、減債基金へ積立てを行うこととしております。

 民生費では、こども計画策定に係る市民意識調査及び、生活保護システムの改修に要する経費を計上いたしております。

 農林水産業費では、県の補助事業採択に伴う園芸総合対策事業費補助金、ハイブリッド産地育成推進事業補助金を計上しております。

 土木費では、公共残土処理場整備工事費及び国庫補助金の追加配分に伴う道路防災工事費を計上しております。

 教育費では、奨学資金貸付金のほか、寄附受納に伴う図書購入費を計上いたしております。

 議案第49号「令和5年度井原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」については、法改正に伴うシステム改修に係る補正をお願いしております。

 議案第50号「令和5年度井原市下水道事業会計補正予算(第1号)」については、国庫補助事業の事業実施期間の変更に伴う補正をお願いしております。

 

 次に、条例案件についてであります。

 議案第51号「井原市災害救助条例の一部を改正する条例について」は、災害救助法による救助の程度、方法及び期間並びに実費弁償の基準の一部改正に伴い、所要の改正をするものであります。

 議案第52号「井原市空家等対策の推進に関する条例の一部を改正する条例について」は、空家等対策の推進に関する特別措置法の一部改正に伴い、所要の改正をするものであります。

 

 次に事件案件であります。

 議案第53号「井原市過疎地域持続的発展市町村計画(令和3年度~令和7年度)の変更について」は、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に基づき、井原市過疎地域持続的発展市町村計画を変更するものであります。

 

 次に人事案件であります。

 議案第54号「人権擁護委員候補者の推薦について」は、人権擁護委員の任期満了に伴い、後任委員候補者の推薦につき議会の意見を求めるものであります。

 議案第55号「井原市個人情報保護不服審査会委員の委嘱につき同意を求めることについて」は、本市個人情報保護不服審査会委員の任期満了に伴い、後任委員の委嘱につき議会の同意を求めるものであります。

 

 以上が今回提案いたしております議案の概要でありますが、詳細につきましては、いずれ日程に上がりました都度、私なり関係職員からご説明申し上げたいと思います。それぞれの議案につきましては、慎重にご審議の上、適切な議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。


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