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福は内
更新日:2024年2月28日更新
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- 福は内
- 1965年(昭和40年)
- 木彫
背後から豆をぶつけられ頭をかかえて逃げ出す鬼の表情や格好などユーモラスに表現されています。田中はこの作品の他にも「鬼の腕相撲」など、鬼をテーマとした作品を数点制作しています。
この作品を制作した昭和40年に田中は、73才から約8年間教鞭をとった東京芸術大学の名誉教授になりました。翌年、同大学付属芸術資料館内に田中が寄贈した作品を展示する田中記念室が設けられました。これらの作品は現在、東京芸大大学美術館に収蔵されています。