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浅野長勲公寿像
更新日:2024年2月28日更新
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- 浅野長勲公寿像
- 1933年(昭和8年)
- ブロンズ
最後の安芸広島藩主、浅野長勲公の肖像を依頼され制作したものです。田中は長勲公の住む宮島に向かい合う、大野の別荘へ通って制作しました。
衣冠の正装で、威儀を正した姿で表されています。その表情は、いかにも鷹揚とした「最後の殿様」の風格があります。公は、昭和天皇の幼少時のご養育係でもあり、昭和24年に制作された同型の作品をご覧になられた際、「爺、こわかったなあ」と漏らされて懐かしんでおられたというエピソードがあります。