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「近代日本の裸婦展」 -普遍のテーマ 裸婦像にみる画家の視点- 過去の特別展
更新日:2024年2月28日更新
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過去の特別展
「近代日本の裸婦展」-普遍のテーマ 裸婦像にみる画家の視点-
会期
2000年9月29日~11月12日
内容
日本人作家の描く裸体画を見たあるフランスの評論家は「欧州画家を模倣する日本人の器用さよ」と批評していますが、そのような中で、大正から昭和前期にかけて、日本の洋画は西洋の様式の絶えまない摂取によって展開しました。そこには、反省や自覚が生まれることによって、画家個人の芸術様式の確立という成果を得ています。裸婦を描くことは通念として広く定着し、作家達は風土に根ざした独自の表現で描いています。本展では1880年代から1930年代までに描かれた洋画・素描など約50点を展観しました。
主な出品作品
- 村山 槐多「裸婦」
- 黒田 清輝「裸体・女(全身)」
- 萬 鉄五郎「裸婦」
- 佐伯 祐三「ベッドに坐る裸婦」
- 満谷国四郎「小憩」
- 岡田三郎助「髪梳く女」
- 安井曾太郎「寝たる女」
- 林 武「梳ずる裸婦」
- 伊原宇三郎「二人(習作)」