本文
秋季特別展「没後3年 塩出英雄遺作展」―静寂と深遠を求めて―
更新日:2024年2月28日更新
印刷ページ表示
過去の特別展
秋季特別展「没後3年 塩出英雄遺作展」―静寂と深遠を求めて―
会期
2004年10月1日~11月14日
内容
塩出英雄画伯は、井原市に隣接する広島県福山市に生まれた日本画家で、日本美術院同人、武蔵野美術大学教授として活躍しました。生涯の師であった奥村土牛画伯を助け、日本美術院理事長代行などの要職を務め、岡山での院展開催、振興にも支援を惜しまず、現在の岡山院展が新春の風物詩として定着するのにも、大きな功績がありました。
また、当市出身の木彫家で、日本美術院再興当時からの同人であった平櫛田中からも信頼厚く、美術院の良き伝統を継承してくれる画家として嘱望されていました。
画伯は、仏教学、東洋美学、茶道などにも造詣が深く、これらの幅広い素養が、清澄で奥行きの深い塩出芸術の根底を流れています。
本展は、平成13年に88歳で長逝した画伯の、清雅で格調高い芸術を、奥村土牛画伯の作品や資料など含む116点で回顧し、その遺徳を偲びました。
主な出品作品
塩出英雄
- 日本画「水居」(第29回院展)
- 日本画「賀寿」(第34回院展)
- 日本画「納涼房」(第42回院展)
- 日本画「五浦」(第55回院展)
- 日本画「閑境」(第64回院展)
- 日本画「妙高残雪」(第77回院展)
- 遺愛品(茶道具、書など)
奥村土牛
- 日本画「茶室」(第48回院展)
- 日本画「門」(第52回院展)など