冬季特別展第25回平櫛田中賞受賞記念「Ｓｐ0」小谷元彦

更新日：2024年2月28日更新印刷ページ表示

過去の特別展

冬季特別展第25回平櫛田中賞受賞記念「Ｓｐ0」小谷元彦

会期

平成24年1月27日（金曜日）～3月20日（火曜日・祝日）

開館時間

午前9時～午後5時（入館は午後4時30分まで）

休館日

月曜日
特別開館　3月19日（月曜日）

企画

主催　井原市立田中美術館
共催　山陽新聞社
企画協力　山本現代

入館料

一般：700円（560円）
65歳以上：350円（280円）
高校生以下：無料

※（　）内は前売券・有料団体20名以上の料金

Event　‐会期中のイベント‐

小谷元彦アーティストトーク　＜聴講無料・事前申込不要＞　終了しました

日時：1月27日（金曜日）　11時00分～12時00分
会場：井原市民会館　鏡獅子の間

担当学芸員によるギャラリートーク　＜要・入館料＞　終了しました

日時：2月8日（水曜日）・3月7日（水曜日）　13時30分～
会場：特別展展示室

友の会喫茶　＜有料　300円＞　終了しました

友の会ボランティアがコーヒー（クッキー付）、抹茶（まんじゅう付）をご用意します。お寛ぎ下さい。
日時：3月4日(日曜日)　10時00分～15時00分
場所：田中美術館　別館1階展示室

内容

　井原市が生んだ近代木彫界の巨匠・平櫛田中(1872―1979)が百寿の際、彫刻界の発展を願い、自らの浄財の寄付によって設けた「平櫛田中賞」が本年で25回目を迎えました。
　今回の受賞者は我が国を代表する彫刻家、美術評論家10名が選考し、今年3月17日にプレス発表されました。
　本展では、平櫛田中の彫刻に懸けた思いを継承する現代彫刻の旗手をご紹介いたします。受賞者が自選した作品により、現代美術の息吹を感じていただければ幸いです。

　小谷元彦（おだに・もとひこ）氏は1972年京都市に生まれ、1991年東京芸術大学彫刻科に入学。1995年同大学卒業、1997年同大学院修了後は、2005年に同大学・先端芸術表現科・助教授（2007年以降、准教授）に就任しました。
　在学中より逸材として知られ、個展やグループ展への出品作は1作ごとに注目を集めてきました。2003年には現代美術の檜(ひのき)舞台であるヴェネツィア・ビエンナーレ日本館代表の一人として選ばれるなど国際的な活躍を続けています。

　2010年末から始まった全国巡回の個展「幽体の知覚展」では、樹脂、木彫、写真、映像など様々な手法で彫刻の可能性を探求し続けた約15年間の軌跡が一堂に展示され、圧倒的な空間を作り上げていました。森美術館（東京・六本木）、静岡県立美術館、高松市美術館、熊本市現代美術館と続く展覧会は2011年11月27日まで開催されました。

　恐怖や痛覚をテーマに作品を制作し、見えない「ファントム」（幽体）を知覚してみせる魅力的な作品の数々。
　井原での受賞記念展では田中美術館の会場にあわせて、出品作品がどのような展示空間を作り上げるのか、ご期待下さい。

Artist：　小谷元彦（Odanimotohiko）
特別展チラシ[PDFファイル／918KB]

出品作品

Sp1:Beginning(Setb)
　Sp1：ビギニング（セットＢ）
Spextra:Leatherface is Sculptor“World is Beautiful”
　Spextra：レザーフェイス・イズ・スカルプター
　“ワールド・イズ・ビューティフル”
Death Roll in the Air　(Monument for Sculptors）
　デス・ロール・イン・ジ・エアー
　（モニュメント・フォー・スカルプターズ）
Sp extra:About the Human Face Stone
　Sp：extra人面石に就て
Sp extra:About the Human Face Stone－Gold Seal Style
　Sp：extra人面石に就て―金印風
Sp extra:Malformed Noh Mask Series Half Skeletom's Twins:Tosaka
　Sp：extra　畸形脳面集　半骸幽女　双生児―鶏冠
Sp4:The Specter-Arabesque woman with a heart
　Sp4：ザ・スペクタ－－心臓を持つ唐草女
Sp4:The Specter-Wヘクタールt wanders around in every mind
　Sp4：ザ・スペクタ－－全ての人の脳内で徘徊するもの
I See All
　アイ・シー・オール　※西日本初公開