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「明治ごんぼう」とは、井原市芳井町(よしいちょう)の北東部(ほくとうぶ)に位置する明治地区の標高(ひょうこう)約400mの準高冷地(じゅんこうれいち)で栽培(さいばい)している「ゴボウ」のことで、この地域の方言(ほうげん)で「ごんぼう」と呼ばれています。
その歴史は古く、江戸時代から栽培されていたとの文献(ぶんけん)があり、明治末から大正初期に産地として栽培を始めました。
「明治ごんぼう」は、一般(いっぱん)に流通(りゅうつう)している砂地(すなじ)のゴボウとは違い、粘土質(ねんどしつ)の赤土(あかつち)で栽培されています。赤土土壌(どじょう)の成分の一つである鉄分(てつぶん)により、「明治ごんぼう」の個性的な風貌(ふうぼう)がはぐくまれています。また、太いのにやわらかく、非常に香りが良いため、ゴボウ本来の味が楽しめる、と日本料理店はもとより、洋食レストランなどでも好んで使われています。この味と香りのよさを生かした「ごぼう羊羹(ようかん)」「ごんぼうかりんとう」「ごぼう茶」などが地元で商品化されヒット商品になっています。
芳井町特産品直売所(よしいちょうとくさんひんちょくばいしょ)<外部リンク>