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井原市は、1600年代初頭から綿花・藍の栽培が行われており、厚地藍染織物の生産が盛んな地域でした。1960年頃には、古くから生産されてきた厚地織物の生産・縫製技術を生かして、日本で初めてデニム地の生産を開始しました。このことから、井原は、「日本のデニムの聖地」と呼ばれています。
1970年頃から、若者を中心に爆発的なジーンズブームが訪れ、年間1,500万本、国内の75%の生産量を誇っていた時期があり、現在では、安価な輸入品の台頭により生産量は減少しましたが、古くから続く確かな技術の継承と創意工夫を継続しており、欧米を中心に多く輸出されるなど、井原デニムは世界最高品質の1つと認められています。
『井原デニムストア』のHPはこちら!<外部リンク><外部リンク>
井原市はぶどう作りに適した気候や土地に恵まれており、ピオーネ、ニューベリーA、安芸クィーン、瀬戸ジャイアンツ、オーロラブラック、紫苑、シャインマスカットなど多くの品種が栽培されており、西日本有数の産地です。
どの品種も高品質でその味はまさに絶品!冬(立冬以降)に出荷する「冬ぶどう」のブランド化にも取り組んでいます。
朝採りの新鮮なぶどう、野菜、加工品の直売所『葡萄浪漫館』のHPはこちら!<外部リンク><外部リンク>
「明治ごんぼう」とは、井原市芳井町の北東部に位置する明治地区の標高約400mの準高冷地で栽培している「ゴボウ」のことで、この地域の方言で「ごんぼう」と呼ばれています。
その歴史は古く、江戸時代から栽培されていたとの文献があり、明治末から大正初期に産地として栽培を始めました。
「明治ごんぼう」は、一般に流通している砂地のゴボウとは違い、粘土質の赤土で栽培されています。赤土土壌の成分の一つである鉄分により、「明治ごんぼう」の個性的な風貌が育まれています。また、太いのに柔らかく、非常に香りが良いため、ゴボウ本来の味が楽しめる、と日本料理店はもとより、洋食レストランなどでも好んで使われています。この味と香りのよさを生かした「ごぼう羊羹」「ごんぼうかりんとう」「ごぼう茶」などが地元で商品化されヒット商品になっています。
芳井町特産品直売所<外部リンク><外部リンク>