本文
竹取翁
更新日:2024年2月28日更新
印刷ページ表示
- 竹取翁
- 制作年不詳
- ブロンズ
この作品の第1作は、岡倉天心が会長となり、米原雲海・山崎朝雲ら高村光雲門下の彫刻家と結成した日本彫刻会の第2回展に「法堂二笑」と共に出品されました。
かぐや姫の物語としてよく知られる「竹取物語」から取材したもので、竹の中から光り輝くかぐや姫を見つけた翁が喜ぶ様子をユーモアにあらわしています。
写実を基調としながらも、塑像に見られるような構築性を求めず、大胆に素材を削り独特の日本的形態感を創造している点が注目されます。