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ウォーナー先生像
- ウォーナー先生像
- 1970年(昭和45年)
- ブロンズ・金箔
ラングドン・ウォーナーはアメリカの美術史家ですが、岡倉天心の影響で東洋美術の研究家となりました。
太平洋戦争の時、日本の文化財の重要性を説き京都、奈良を爆撃から救うために尽力しました。戦後の昭和21年、米軍司令部顧問として来日、古美術管理に助言をおこなっています。
人格清廉で、日本文化を救ってくれた恩人だとして礼を述べられると、「私が救ったのではない。岡倉天心先生が救ったのだ」と語ったというエピ ソードがあります。田中はこれに深く感銘しました。この像は、茨城大学内に設けられたウォーナー博士功績顕彰会の依頼によって作られたものです。