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雲林先生像
更新日:2024年2月28日更新
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- 雲林先生像(うんりんせんせいぞう)
- 1952年(昭和27年)
- 木彫彩色
この作品は、中国の元末の四大画家のひとり、倪さんの像です。号を雲林といいました。雲林は、若くして老荘思想にあこがれ、その後、禅の道に傾倒し、その莫大な家産を投げうって放浪の生活を送ったといいます。
田中は四大画家のうち、特に雲林を好んだのか、その顔は敬慕してやまぬ岡倉天心のイメージからとられています。また、つえはほかの作品に見られるように別に作って持たせたものではなくて、一木から彫り出しています。