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平櫛田中について

更新日:2024年2月28日更新 印刷ページ表示

平櫛田中の写真

平櫛田中について

 平櫛田中(1872~1979)は岡山県井原市に生まれた、近代日本を代表する彫刻家です。
 本名を倬太郎(たくたろう)と言い、田中家から平櫛家に養子に入ったのち、田中(でんちゅう)と号しました。107歳でその生涯を閉じるまで、明治・大正・昭和の三代に渡って活躍しました。岡倉天心と西山禾山に思想的な影響を受け、伝統的な木彫技術と西洋の彫塑を学んだ田中の作品は、観る者を引き込む緊張感と、人間味あふれる豊かな創造性を持っています。なかでも井原地方の古い伝承に基づく《転生》(東京芸術大学大学美術館蔵)や、六代目尾上菊五郎をモデルに約20年の歳月をかけて完成した《鏡獅子》(東京国立近代美術館蔵、国立劇場展観)は、こんにち平櫛田中の代表作として知られています。

平櫛田中 略年譜
年代 できごと
明治5年2月23日 井原市に生まれる
明治26年 大阪の人形師・中谷省古(せいこ)に学ぶ
明治30年 上京。翌年、高村光雲を訪ね、教えを受ける
明治40年~大正2年 岡倉天心の指導を受ける
昭和12年 帝国芸術院会員となる
昭和19年 東京美術学校(現東京芸術大学)教授となる
昭和29年 文化功労者となる
昭和33年 《鏡獅子》完成
昭和33年 井原市名誉市民となる
昭和37年 文化勲章を受章
昭和40年 東京芸術大学名誉教授となる
昭和46年 平櫛田中賞設立
昭和54年 12月30日逝去(107歳)

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令和7年度 展覧会

【特別展】 開催中!!

◆第31回平櫛田中賞受賞記念展 大竹利絵子 いるのここの

チラシ表チラシ裏

開催期間:令和7年4月25日(金曜日)~6月15日(日曜日)

入館料:1,000円(800円)※(  )内は割引券持参と15名以上団体の料金

    高校生以下、市内在住の65歳以上、身体障害者手帳等をお持ちの方は無料