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特別展「第29回平櫛田中賞受賞記念 岩間弘展ー翼のあるものたち-」
会期
平成31年4月26日(金曜日)~6月16日(日曜日)計52日間(開館日45日間・休館日7日間)
開館時間
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日(ただし、4月29日、5月6日は開館し、4月30日、5月7日は休館)
入館料
個人:800円(640円)※( )内は20名以上の団体料金および前売券料金
主催
井原市立田中美術館
共催
山陽新聞社
後援
中国新聞備後本社、読売新聞岡山支局、朝日新聞岡山総局、毎日新聞岡山支局、Rsk山陽放送、Ksb瀬戸内海放送、Rnc西日本放送、Tscテレビせとうち、Ohk岡山放送、oniビジョン、FM岡山、FMくらしき、エフエムふくやま、岡山県郷土文化財団、井原市文化協会、井原放送、井原鉄道
概要
このたび、特別展「第29回平櫛田中賞受賞記念 岩間弘展―翼のあるものたち―」を開催します。
岩間弘(1956~)は富山県出身で、金沢美術工芸大学で彫刻を学びました。卒業後は、新制作協会展を中心に作品を発表しつつ、野外彫刻シンポジウムにも積極的に参加しています。
岩間の彫刻は木、石、ブロンズ、鉄と4種の素材を用い、ときには1種の素材のみで、ときには組み合わせつつ、常に新しい「形」を追求し続けています。その卓越した空間意識によって作られた作品の数々は、私たちに確かな創造の営みを伝えてくれるものです。
美術評論家の酒井忠康氏は、岩間の彫刻を「ダイナミックで実験的な作品を制作し、構築的で緊張感のあるフォルムをもっているのが特長です。一見すると、じつに不愛想な作品ですが、作者自身の内省的世界のなかに育まれた宇宙観のようなものを感知すると、その瞬間に作品の表情はがらりと変わります。ある種の詩的世界へと変容するからなのでしょうね。相応しい形容かどうかはともかく、彫刻の仕組みが、見る人を宇宙へと誘うことになるからです」と賞賛の言葉で評しています。
本展覧会では、これまで制作した作品から木をメインとした彫刻を中心に、魅力的な大理石小品も加えた74点で岩間弘の芸術を紹介いたします。作者がその創造世界を「人間は飛べないからこそ気持ちが高まる。高揚した精神が創作意欲につながる」と語る、「飛翔」をキーワードとしてお楽しみいただければ幸いです。
イベント
(1)アーティストトーク「自作を語る」
4月26日(金曜日)10時45分~12時 講師:岩間弘(受賞作家)
(2)学芸員によるギャラリートーク
5月19日(日曜日)、6月2日(日曜日)各13時30分~14時15分
講師:青木寛明(担当学芸員)
出品作品
果実 2016年 ライムストーン・ブロンズ
羽のある者 2015年 樫・栗 第79回新制作展
起源 2013年 ブロンズ
波と月 2003年 大理石 ブロンズ
宙を行く 2017年 ブロンズ・桜
月の舟 2016年 樫 第80回新制作展