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市議会市長提案説明(令和6年12月市議会定例会)

ページID:0014088 更新日:2024年12月2日更新 印刷ページ表示

令和6年12月2日(月曜日)

令和6年12月市議会定例会市長提案説明要旨

市長提案説明

 

 皆さんおはようございます。師走を迎えまして、何かとせわしい時期となってまいりました。

 さて、本日12月市議会定例会をお願いいたしましたところ、議員の皆様方には大変お忙しい中ご出席を賜り、厚く御礼を申し上げる次第であります。本定例会におきましてご審議をお願いいたします案件は、既にご案内をいたしておりますが、議案の説明に先立ちまして、市政の状況等について申し述べ、議員ならびに市民各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

 まず、今年度策定又は改定いたします計画についてであります。

 現在、策定又は改定を進めております井原市第8次行政改革大綱・行政改革プラン、第2期井原市地域福祉計画・井原市地域福祉活動計画、井原市こども計画、第3次健康いばら21の4計画につきまして、今議会において、その概要を説明させていただくこととしております。今後、パブリックコメント等の手続きを経て、今年度中に計画の策定・改定をしてまいりたいと考えております。

 次に、産業振興に関する取組みについてであります。

 まず、デニムの啓発活動といたしましては、デニムの日である10月26日に積極的にデニム製品を身に着け、井原デニムの知名度向上や、地域の一体感の醸成を図るため、10月1日に井原駅前広場で活動の出発式を行いました。

 特に本年度は、西江原小学校の児童が初代「井原デニムPR大使」に任命され、デニム製品の着用促進や「綿いっぱい運動」への協力など、積極的に井原デニムのPRに取り組んでいただいております。

 また、計画性をもって創業する者を支援する「ものづくりのまち井原創業支援奨励金」についてでありますが、令和6年度は7件の応募がありました。11月に外部審査員による審査会が開催されましたが、「認定候補者の決定には至らなかった。」と報告を受けております。今回、残念ながら認定者はありませんでしたが、今後も寄付者を含めた有識者との協議を重ね、引き続き創業支援を行っていくこととしております。

 次に、高月工業団地企業用地造成事業についてであります。去る10月15日から造成工事に着手したところであり、来年10月の工事完成、令和7年度中の引き渡しができるよう事務を進めてまいります。

 次に、観光の振興についてであります。新聞報道等にもございますように、国内の観光需要やインバウンド消費は好調を維持しており、訪日外国人の年間消費が過去最高を記録する一方で、都市部に集中する傾向に変化はなく、地方への誘客が課題となっています。

 そのような中、本市は去る9月26日から29日に東京ビッグサイトで行われた、世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2024」に出展し、国際的な認定制度である「星空保護区」の取組を広くPRしたところであり、ブースを訪れた多くの旅行関係者から、美しい星空環境は旅のコンテンツとして魅力的であるとのご意見をいただいており、更なる誘客の可能性を認識したところであります。

 また、美しい星空を守る取組は、大手メディアも注目しており、去る9月から10月にかけて本市の事例が次々と全国紙の紙面を飾ったところであります。

 このほか、来る12月21日・22日の2日間、横浜市内で開催される「お城EXPO2024」に、本市は高越城址や井原鉄道「戦国列車」をPRするブースを出展することとしております。お城好きが多く集まるこのイベントにおいて、「山城」をキーワードに本市の魅力を効果的にPRすることで、新たな客層の誘客につなげてまいりたいと考えております。

 次に、平櫛田中美術館関係についてであります。12月8日日曜日まであとわずかの会期でありますが、特別展「平櫛田中の芸術展」を開催しております。リニューアルオープン後、初めての回顧展で、初公開11点と初お披露目も多く、代表作が並ぶ展示となっています。いずれも素晴らしい作品ばかりですので、まだ足を運ばれていない方は、ぜひご覧ください。

 次に、スポーツ関係についてであります。

 先日の11月30日、12月1日の2日間、井原体育館において新体操のイベントが開催され、インターハイや国民スポーツ大会で準優勝した井原高校男子新体操部をはじめ井原ジュニア新体操クラブや倉敷芸術科学大学新体操部、全国から集まった招待選手が一糸乱れぬ演技を披露してくれました。両日を通して、延べ1千430人の観客が来場される大きなイベントでありました。

 次に、消防関係についてであります。

 市民の皆さまが安心して新年を迎えられるよう歳末の火災予防の徹底のため、本年度も28日と29日の2日間、年末夜警を実施する予定としています。

 これからの季節は、空気が乾燥し、火気を取り扱う機会も増えることから、火災が発生しやすい時季となります。市民の皆さまにおかれましては、日頃から火気の取り扱いに十分注意していただくとともに、ご家族で火災予防について、いま一度話し合っていただきますようお願いいたします。

 次に、本市の新年度予算編成についてであります。

 国・県の予算編成等が明らかでない現段階において、的確な見通しを立てることは困難でありますが、歳入においては、地方交付税は微増傾向となっているものの、世界経済の減速等による景気の下振れリスクも懸念され、市税や国税を原資とした交付金等の増加を見込むことは難しく、一般財源総額は、前年度と同程度と見込まざるを得ない一方で、歳出においては、社会保障経費や公債費等に加え、焼却場・熱利用施設建設に伴う西部衛生施設組合負担金の増加が見込まれるなど、引き続き厳しいものとなると予測されます。

 しかしながら、こうした厳しい財政環境の中にありましても、「井原市第7次総合計画 後期基本計画」や「第2期元気いばら まち・ひと・しごと創生総合戦略」に掲げる各種施策を着実に推進し、子育て支援、地域経済の活性化、老朽化が進む公共施設への対策、行政のデジタル化などの多様な行政課題に対し、「新たな視点・発想」や「多様な主体との協働」により、だれもが主役で活躍できる、しあわせが実感できる「元気なまちづくり」を進めていくこととしております。

 このため、令和7年度の予算編成にあたりましては、国・県の予算の動向や社会・経済情勢の変化等に的確かつ機動的に対応しながら、予算規模の抑制と予算配分の重点化・効率化により、財政運営のスリム化を図るなど、「将来にわたり持続可能な財政運営」の確立を図ることを基本に、予算編成を行ってまいりたいと考えております。

 以上、最近の諸情勢と市政の状況等について申し述べたところでございますが、次に本市議会定例会におきましてご審議をお願いいたします諸議案について、その概要をご説明申し上げたいと存じます。

 まず、予算案件についてであります。

 議案第58号「令和6年度井原市一般会計補正予算(第5号)」についてでありますが、今回の補正は、職員の異動等に伴う人件費補正、教育・保育に要する費用の算定基準となる公定価格の改定等に伴う教育保育給付費の増額、県の補助採択に伴うもの及び補助事業認定に伴う債務負担行為補正のほか、緊急を要する経費を主体に所要の措置を講じるものであります。

 その結果、補正額は、2億4千750万円となり、補正後の予算総額は、238億8千50万円となった次第であります。主な財源として、国・県支出金及び前年度繰越金等を充当しております。以下、歳出の主なものについてご説明申し上げます。

 まず、各科目において、それぞれ職員人件費の補正を行い、総額で1千636万余円を減額計上いたしております。総務費では、乗合タクシー運行委託料及び地区集会所等施設整備事業補助金等を計上いたしております。民生費では、障害者福祉システム改修事業、障害児通所給付費及び教育・保育に要する費用の算定基準となる公定価格等の改定に伴う教育保育給付費の増額等を計上いたしております。農林水産業費では、園芸総合対策事業補助金、新規就農経営開始資金及び小規模土地改良事業に要する経費等を計上いたしております。

 議案第59号の「令和6年度井原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」、議案第61号の「令和6年度井原市水道事業会計補正予算(第1号)」及び議案第63号の「令和6年度井原市下水道事業会計補正予算(第1号)」については、人件費の補正を行うものであります。

 議案第60号の「令和6年度井原市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)」については、人件費補正及び前年度決算に伴う国庫負担金等の精算等に伴うもの、議案第62号の「令和6年度井原市病院事業会計補正予算(第1号)」については、電子処方箋の導入に要する経費を計上いたしております。

 次に、市長の専決処分した報告についてであります。報告甲第5号「市長の専決処分した令和6年度井原市一般会計補正予算(第4号)について」は、10月27日に執行されました衆議院の解散総選挙に伴う所要の予算措置を講じたものであり、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分いたしておりますので、ご報告申し上げ、承認を求めるものであります。

 次に、条例案件についてであります。議案第64号「井原市職員定数条例の一部を改正する条例について」は、保育サービスの充実と保育の質の向上を図るため、今後、計画的に保育士の採用が行えるよう、所要の改正をするものであります。

 議案第65号「井原市職員コンプライアンス条例について」は、職員の法令遵守及び倫理意識の向上のための環境及び体制の整備を図り、公正な職務の遂行を確保することにより、透明で市民に信頼される市政を確立するため、必要な事項を定めるものであります。

 次に、事件案件であります。

 議案第66号「岡山県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体数の減少及び岡山県市町村総合事務組合規約の変更について」は、令和7年3月31日をもって和気北部衛生施設組合が解散することに伴い、当該組合の脱退を承認するとともに、当該組合の脱退及び和気赤磐し尿処理施設一部事務組合の名称変更により、岡山県市町村総合事務組合規約を変更するものであります。

 議案第67号「井原バスセンターの指定管理者の指定について」は、井原バスセンターの指定管理者を指定するものであります。

 議案第68号「井原市芳井健康増進福祉施設の指定管理者の指定について」は、井原市芳井健康増進福祉施設の指定管理者を指定するものであります。

 次に、人事案件についてであります。

 議案第69号「人権擁護委員候補者の推薦について」は、人権擁護委員の任期満了に伴い、後任候補者の推薦について、議会の意見を求めるものであります。

 以上が今回提案いたしております議案の概要でありますが、詳細につきましては、いずれ日程に上がりました都度、私なり関係職員からご説明申し上げたいと思います。それぞれの議案につきましては、慎重にご審議の上、適切なご決定を賜りますようお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。


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