本文
おはようございます。
早いもので今年も二ヶ月が過ぎ去ろうとしております。三寒四温の季節が訪れ、春の足音が少しずつ近づいてきたことを感じております。
さて、本日2月市議会定例会をお願いいたしましたところ、議員の皆様方にはご多用の中、ご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
本市議会定例会におきまして、ご審議をお願いいたします案件は、既にご案内をいたしておりますが、議案の説明に先立ち、市政運営の基本方針と主要施策の大綱につきまして、私の所信の一端を申し述べ、議員並びに市民各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
まず、第4弾 元気いばら暮らし応援券についてであります。
ガソリンや食料品などの物価高騰の影響を受けている市民の皆さんの生活を支援するとともに地域経済の下支えを目的として、「第4弾 元気いばら暮らし応援券」を世帯主の方あてに2月中旬から発送しております。これは1人当たり1万3千円分の商品券を配布するもので、市内の取扱店舗で3月から4月末まで使用することができるものでございます。
ぜひ、市内でのお買い物の際にお役立ていただければと思います。
次に、令和8年度当初予算の編成概要についてであります。
本市の令和8年度予算案につきましては、「井原市第7次総合計画後期基本計画」及び「井原市第2期総合戦略」に掲げる各種施策を着実に推進し、だれもが主役で活躍できる、しあわせが実感できる「元気なまちづくり」の実現に向けて、厳しい財政環境や社会・経済情勢の中にあっても、将来を見据えた持続可能な財政運営を図るため、歳出全般にわたり施策の優先順位を洗い出し、限られた財源を重点的かつ効率的に配分し、予算編成を行ったところであります。
「井原市第7次総合計画後期基本計画」の4年目にあたり、【ひと】・【経済】・【安心】・【夢・誇り】といった重点取組に沿い、「だれもが主役で活躍できる元気な井原」の実現に向けた各種施策等を着実かつ積極的に展開することとしております。
まず、「ひとづくり」においては、本市の未来を担う「井原“志”民」の育成に向けて、「ふるさと井原の未来を創るひとづくり事業」を中心に関連事業を多角的・全庁横断的に展開するとともに、「学校施設屋内運動場空調設備整備事業」に着手し、「アクティブライフ井原施設整備事業」等を推進し、教育環境の整備・充実を図ることとしております。
次に、「経済・地場産業活性化」では、「働くひとが活躍できる商工業支援事業」を展開し、ウェルビーイング経営に向けた取組を啓発するとともに、企業の生産性向上や新たな事業展開等を後押しすることで稼ぐ力の向上を図るほか、新たに、「びんごもの創り推進会議」を立ち上げ、産金官学連携によるベンチャー企業の誘致、新たなもの創りビジネスの創出を図ることとしております。
また、「安心して生活できる環境づくり」としては、引き続き、本市独自の「保育料等無償化事業」、「子ども医療費無償化事業」を展開するとともに、新たに学校給食について、国及び県の補助金に市が上乗せ補助を行い、小学校給食費の無償化を実施するほか、在宅で生活する医療的ケア児・重症心身障害児の家族の負担軽減を図るため、費用の一部を助成することとしております。
さらに、「夢や誇りがもてる魅力創出」に向けては、「星空保護区」を活かした官民一体の取組に加え、観光地域づくりの舵取り役となる法人「井原市DMО」の設立に向けた取組を推進し、本市の観光資源の掘り起こしと磨き上げをかけ、情報発信力を強化するとともに特産品のブランディング等により、郷土愛の醸成を図ることとしております。
その結果、一般会計予算額は、261億1千200万円となり、前年度当初比1億8千500万円、0.7%増となった次第であります。
また、特別会計は国民健康保険事業などの5会計で、118億9千190万円、企業会計は水道事業などの4会計で、104億999万3千円となり、合計で予算総額は484億1千389万3千円となったところであります。
それでは、予算の概要につきまして、井原市第7次総合計画に定める4つの基本目標に基づき、順次申し述べてみたいと思います。
基本目標の初めは、「伝統、文化が引き継がれ、郷土を愛する人が育まれるまちづくり」であります。
まず、「ひとづくり」についてであります。
本市の未来を担う「井原“志”民」の育成に向けて、「ふるさと井原の未来を創るひとづくり事業」を中心に関連事業を多角的に展開するとともに、昨年創設した若者のチャレンジを応援する「“夢&志(ゆめここ)”アクション助成」や、有志の中高生や大人たちがウェルビーイングな未来づくりにつながる活動を企画・運営する「Team夢源」、若者の第3の居場所として運営しております「ユースセンターいばら」などの取組を拡充していくことで、夢や志にあふれ、若者に選ばれるまちづくりを一層推進していくこととしております。
次に、学校施設関係についてであります。
近年の夏季における気温の著しい上昇を踏まえ、児童生徒の健康や安全を守り、また災害時における避難所機能の強化を図る観点から、学校施設の屋内運動場への空調設備の整備に着手することとしております。
次に、小学校給食費無償化の実施についてであります。
子育て世帯の経済的負担の軽減を図ることを目的に、国及び県の補助に、市独自の上乗せ補助を行い、小学校給食費の無償化を実施することとしております。
次に、文化スポーツ活動の充実についてであります。
部活動の地域展開の受け皿となる地域クラブの組織化を進めるとともにそれぞれの活動に対しまして、団体の登録や大会参加のための旅費等の支援を新たに行うこととしております。
基本目標の2番目は、「地域の宝を生かし、魅力がいっぱいで、活力にあふれるまちづくり」であります。
まず、本市の魅力発信についてであります。
本市の認知度やイメージの向上を図ることを目的に、引き続き専門事業者のノウハウを活用したシティプロモーション事業を実施することとしております。
次に、移住・定住対策についてであります。
全国的に人口減少や少子化が進行する中、若者世代からも「住みやすく魅力的なまち」として選ばれるよう、引き続き「いばらLifeスタート応援メニュー」8事業を実施し、粘り強く移住・定住対策に取り組んでまいりたいと考えております。
次に、「経済・雇用対策事業」についてであります。
商工業支援事業につきましては、新たに取り組みを開始した「ウェルビーイング経営推進事業」は、去る2月13日に2025年度の「ウェルビーイング経営認定証交付式」を開催し、認定基準をクリアした、市内の21事業所を認定し、顕彰したところであります。
また、井原市内在住、または通学の中学生・高校生を対象に「ロゴマーク」の募集を行い、県立井原高校2年生河合彗奈さんの作品を最優秀賞に決定し、ウェルビーイング経営の一層の普及啓発に活用していくこととしております。
その他、「働くひとが活躍できる商工業支援事業」による取組みにより、企業の生産性を高めるとともに、新たな事業展開等を後押しすることで、市内企業の稼ぐ力の向上に向け、引き続き取り組んでまいります。
さらに、産金官学連携による備後地域へのベンチャー企業の誘致、新たなもの創りビジネスの創出に向けて、新たに「びんごもの創り推進会議」を福山市・府中市と共同で運営することとしております。
また、ワーク&キャリア教育を重視し、市内企業の事業内容や魅力を発信し、若者の定住やUターン等の就職に資する「いばら就職支援事業」を実施するほか、「井原デニムによる地域活性化事業」等につきましても、引き続き実施することとしております。
次に、企業立地に向けた取り組みについてであります。
タツモ株式会社と協定を締結し進めております高月工業団地企業用地造成事業につきましては、令和8年度当初にタツモ株式会社と売買仮契約を締結したいと考えております。
また、オカモト株式会社による稲倉産業団地への立地の進捗状況でございますが、操業開始は令和8年9月と伺っており、現在、物流倉庫及び工場の設備導入などの準備を進められております。
次に、農林業の振興についてであります。
ぶどう、明治ごんぼう、薬用シャクヤクなど、本市特産農産物の産地の維持、拡大を進め、安定した生産量の確保及び品質の向上を図るため、引き続き「いばら農産物産地化支援メニュー」による取り組みを促進し、さらなる農業振興に努めてまいります。
また、本市の将来の地域農業を担う人材の確保・育成を図るため、農業実務研修事業を実施するほか、農業後継者就農奨励金交付事業をはじめ、新規就農経営開始資金交付事業など、経営開始直後の新規就農者に対する経営確立を支援するための財政的支援を継続いたします。
さらに、有害鳥獣対策につきましては、被害防止計画の推進を図るとともに、引き続き有害鳥獣被害対策の専門家による現地指導及び講習会を実施することで被害軽減や駆除班による捕獲効率の向上に努めることとしております。
そのほか、有害鳥獣対策のため、防護柵の設置に対する補助や狩猟者の担い手確保を推進するため、新規狩猟免許取得に対する助成を継続して実施してまいります。
また、農業用施設につきましては、引き続き維持管理に努め、農林業の生産性の向上を図るための基盤整備についても積極的に行ってまいります。
次に、観光の振興についてであります。
本市の観光地域づくりの司令塔となる「観光法人組織」の設立に向け、市内事業者及び団体へのヒアリング、セミナーやワークショップを実施し、2月24日に最終報告会を行いました。これから登記手続等の準備を進め、観光法人組織設立後は約1年をかけてDMOへの登録申請を行うこととしております。
星の郷まちづくり推進事業につきましては、本市美星町が「星空保護区(コミュニティ部門)」に認定されて以来、国内で新たに認定を目指す動きが増えるなど、関心が高まっておりますことから、引き続き国内認定地や認定を目指す地域との連携により、スケールメリットを生かした宣伝・啓発活動などを強力に展開し、星空保護意識の更なる高揚と持続可能なまちづくりの推進に努めてまいります。
また、国際交流推進事業につきましては、毎年全国各地で開催されている日本や国際社会の在り方について相互に考え合うことを目的とし、世界各国の人々が日本語で意見を発表する「第65回外国人による日本語弁論大会」の開催地に本市が選ばれました。本年10月3日に井原市民会館にて開催を予定しております。多文化共生や異文化理解の推進に向け、成功裏に終えられるよう準備を進めてまいりたいと考えております。
基本目標の3番目は、「子育てしやすく、誰もが生きがいをもち、いきいきと暮らせるまちづくり」であります。
まず、子育て支援についてであります。
全てのこどもの育ちと子育て家庭を支援するため、0歳6か月から満3歳未満の未就園児を対象にこども誰でも通園制度を実施することとしております。
次に、健康づくりについてであります。
健康づくりの推進につきましては、感染症対策といたしまして、令和8年4月から定期接種に位置付けられます、妊婦に対するRSウィルス感染症の予防接種を実施することとしております。
また、新たに5歳児健康診査を実施し、就学を視野においた成長発達の確認と適切な支援などを行い、乳幼児健康診査の充実に取り組んでまいります。
次に、高齢者福祉についてであります。
引き続き、住み慣れた家庭や地域での自立し安心して生活を送るための支援を行うとともに、新規事業といたしまして、市内全域において在宅の高齢者等へ見守りを伴う配食サービスを実施する事業者に対し配送業務に係る経費の一部について、補助金を交付し安否確認及び食生活の支援をすることとしております。
次に、障害者福祉についてであります。
新規事業といたしまして、在宅で生活する医療的ケア児及び重症心身障害児の訪問看護サービス事業所が、通常のサービスを超えて看護を提供する費用や障害福祉サービス事業所による支援にかかる費用を補助し、看護する家族の負担軽減を図ることとしております。
基本目標の4番目は、「安全・安心で、美しい自然と調和した、みんなが住みよさを実感できるまちづくり」であります。
まず、防災についてであります。
地域の防災意識や防災力向上を図るため、引き続き地域の防災活動を担う自主防災組織等への支援や地域の防災リーダーとなる防災士の育成に取り組み、災害に強いまちづくりを推進してまいります。
また、令和8年5月下旬から運用開始予定の新しい防災気象情報等を反映した防災マップを更新することとしております。
次に、消防についてであります。
井原地区消防組合への分担金のほか、非常備消防では消防団員の活動時における安全確保のため、装備の充実を図ることとしております。
次に、土木関係についてであります。
道路事業につきましては、市道の拡幅や危険個所の排除など、優先順位を勘案しながら整備を推進するとともに点検・修繕はもとより市道の草刈り、側溝清掃など適切な維持管理に努めてまいります。
また、河川事業につきましては、河川内に堆積した土砂の撤去により、増水した河川での洪水や浸水氾濫といった水害を未然に防ぐ河川浚渫や老朽化した護岸の崩壊や浸食を防止し、川の断面を一定に保つなど、防災・減災を目的とした河川整備を進めることとしております。
道路新設改良事業につきましては、国の交付金事業を活用し、地域の実情にあった道路整備の推進により生活者が安全で安心して利用できる空間整備に努めてまいります。
さらに、橋梁につきましては、引き続き計画的に定期点検を行い「橋梁長寿命化計画」に基づき橋梁修繕を行うこととしております。
なお、広域交通網の整備促進に向け、市内の幹線道路となる国道や県道の未改良区間の改良と交通安全施設の整備につきまして、引き続き国や県へ強く要望してまいります。
次に、空き家対策についてであります。
4月1日に、本市保健センター内に「空き家相談センター」を開設することとしております。運営は、空家等管理活用支援法人に指定しております「一般社団法人全国空き家アドバイザー協議会井原支部」に業務委託し、空き家の適正管理や除却、利活用などの相談対応を引き続きワンストップできめ細やかに行ってまいります。
また、今後の空き家対策や次期空家等対策計画の策定に向け、市内の空き家の件数や老朽度を把握するため、「空家等実態調査」を行うこととしております。
次に、都市計画についてであります。
目標年次の到来に伴い、本市のまちづくり施策推進の指針となる「井原市都市計画マスタープラン」の改定、併せて、安全で住みやすい持続可能なまちづくりを推進するため、「立地適正化計画」の策定に取り組んでまいります。
なお、どちらの計画とも令和8、9年度の2か年で策定することとしております。
次に、公園施設の長寿命化についてであります。
都市公園施設の計画的な維持管理及び改修を行うため、「公園施設長寿命化計画」を策定することとしております。
次に、上・下水道の整備についてであります。
水道事業につきましては、安全で良質な水を今後も安定的に供給するため、引き続き、水道施設等耐震化事業、老朽化等による機械・電気設備更新事業のほか、水道未普及地域の解消を図るなど、水道施設の計画的な整備を行ってまいります。
下水道事業につきましては、快適な生活環境と公共用水域の水質保全を図るため、引き続き芳井処理区において面整備を行ってまいりますが、面整備について、井原処理区は令和7年度、芳井処理区は8年度で概ね完了する見込みであることから、その後は、施設の維持管理について、ストックマネジメント計画に基づき、浄化センターの健全化・長寿命化を中心に促進してまいります。
次に、公共交通についてであります。
今年度末に策定する「第2期井原市公共交通計画」に基づき、予約型乗合タクシーの運行委託やバス事業者への運行補助などを実施するとともに、市民、交通事業者、岡山県や関係市町等と連携し、将来にわたって持続可能な公共交通体系の確保・維持に取り組んでまいります。
次に、県立井原高校南校地跡地についてであります。
現在、岡山県からの譲渡手続きを進めるとともに、跡地活用について順次検討を行っております。
令和8年度には、跡地の既存9施設の劣化診断と診断結果による建物評価、また解体に要する概算費用を調査し、これらを踏まえ、跡地活用の検討を一層進めてまいります。
次に、「第8次総合計画」の策定及び「公共施設等総合管理計画」の改定についてであります。
まず、本市の最上位計画として今後のまちづくりの指針となる「第8次総合計画」の策定に着手し、令和8、9年度の2か年で策定することとしております。
本計画においては、「人口ビジョン」及び「総合戦略」を盛り込むこととしており、直面する人口減少対策や地方創生の取組をより一層推進できるものと考えております。
また、計画期間が令和8年度に終了する「公共施設等総合管理計画」については、次期計画へ更新することとしております。
以上、令和8年度における予算編成および主要施策について、ご説明申し上げましたが、「だれもが主役で活躍できる元気な地域づくり」、「しあわせを実感できるまちづくり」の実現を目指し、諸施策に鋭意取り組んでまいりますので、議員各位 並びに市民皆様のご理解とご協力をお願い申し上げる次第であります。
次に、本市議会定例会におきまして、ご審議をお願いいたします諸議案につきまして、その概要をご説明申し上げたいと存じます。
まず、予算案件についてであります。
議案第1号は、「令和7年度井原市一般会計補正予算(第8号)」であります。
今回の補正は、普通交付税の追加交付に伴う減債基金への積み立てのほか、岡山県西部衛生施設組合が整備する新ごみ焼却施設等に係る負担金や、国庫補助金の内示に伴う小・中学校校舎改修事業などの経費を主体に所要の措置を講じるものであります。
また、起債協議に伴う市債の整理を行うほか、補助事業変更認定に伴う債務負担行為の変更、年度内に完了が見込めない事業について繰越措置を講じるものであります。
その結果、補正額は、2億6千万円で、補正後の予算総額は、282億7千920万円となった次第であり、財源としては、国庫支出金、寄附金及び市債等を充当しております。
以下、歳出の主なものについて、ご説明申し上げます。
総務費では、ふるさと納税事業の増額のほか、普通交付税の追加交付に伴う減債基金積立金及び社会保障・税番号制度システム改修費などを計上しております。
民生費では、生活保護扶助費の増額補正のほか、最高裁判決等を踏まえた保護費等の追加給付事務体制整備等事業に係る経費を計上しております。
衛生費では、岡山県西部衛生施設組合が整備する新ごみ焼却施設等に係る負担金の増額や水道管路耐震化事業に係る水道事業会計補助金などを計上しております。
土木費では、県道芳井油木線などの県営工事負担金を計上しております。
教育費では、国庫補助金の内示に伴う小・中学校校舎改修事業に係る工事費を計上しております。
議案第2号の「令和7年度井原市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)」は、令和6年度地域支援事業費の精算をするものであります。
議案第3号の「令和7年度井原市美星地区畑地かんがい給水事業特別会計補正予算(第2号)」は、星田池揚水機場ポンプ修繕事業について繰越措置を行うものであります。
議案第4号の「令和7年度井原市水道事業会計補正予算(第2号)」については、国庫補助金の内示に伴い、水道管路耐震化事業を追加計上しております。
議案第5号の「令和7年度井原市下水道事業会計補正予算(第3号)」については、企業債の借入上限利率を変更するものであります。
次に、市長の専決処分した報告についてであります。
報告甲第1号「市長の専決処分した令和7年度井原市一般会計補正予算(第7号)について」は、2月8日に執行されました衆議院の解散総選挙に伴う所要の予算措置を講じたものであり、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分いたしておりますので、ご報告申し上げ、承認を求めるものであります。
次に、議案第6号から第18号までは、令和8年度予算についてであります。
まず、議案第6号「令和8年度井原市一般会計予算」についてでありますが、歳出の概要につきましては先ほど申し上げておりますので、ここでは、歳入の概要について、ご説明申し上げます。
自主財源の大部分を占める市税については、賃金上昇等により個人市民税は微増となっているものの、人件費や原材料といった原価の高騰等の影響により、法人市民税は横ばいの傾向が続いており、国における地方全体の収支見通しでは、地方税は堅調で前年度比5.2%の増収が見込まれている中、市税全体では前年度当初比2.7%増にとどまり、約1億3千万円増の47億8千998万円を計上しております。
また、ふるさと納税寄附額の増加に努めたことから、ふるさと応援基金繰入金について、約1千600万円増の4億1千669万9千円を計上しております。
一方、依存財源のうち地方交付税は、国の地方財政計画等に基づき前年度当初比で2億5千万円増の84億5千万円を見込んでおります。また、市債については、岡山県西部衛生施設組合への廃棄物処理施設整備費負担事業債が約17億円減額となったことから、市債全体で前年度当初比約45%減の15億8千500万円を計上しております。
なお、収支の均衡を図るため、財政調整基金から12億7千360万円の繰り入れを行うこととしており、その結果、自主財源は、99億8千215万4千円、依存財源は、161億2千984万6千円となっております。
次に、議案第7号から議案第11号までは、特別会計であります。
国民健康保険事業では、42億8千850万円を計上しており、特定健康診査、特定保健指導や人間ドック等の実施を通じて医療費の抑制に努めるとともに、美星国保診療所の管理に係る経費を計上しております。
後期高齢者医療事業では、後期高齢者広域連合納付金等に9億4千740万円を計上しております。
介護保険事業につきましては、54億6千970万円を計上しており、「第10期介護保険事業計画」を策定するとともに、引き続き、CATVを活用した「介護予防チャレンジ事業」を実施することとしております。
産業団地開発事業では、11億5千100万円を計上しており、オーダーメイド方式による「高月工業団地の企業用地の造成(拡張)事業」の完了に伴い、用地の売払いに係る精算をすることとしています。
美星地区畑地かんがい給水事業では、施設の維持管理経費に、3千5百30万円を計上しております。
次に、議案第12号から議案第15号までは、企業会計であります。
水道事業では、東部系基幹管路・東部配水池の耐震化や、西部水源地の運転制御設備・西部系遠隔装置並びに美星地区9箇所における遠方監視装置通信設備の老朽化等による更新、水道未普及地域解消事業などに要する経費を計上しております。
病院事業では、「井原市民病院経営強化プラン」に掲げる取組を推進し、医業収益の確保に努めるとともに、病院機能の充実・強化を図るため、基幹システムである「電子カルテ」の更新や利用者に配慮した「ドック健診待合環境」の整備等に要する経費を計上しております。
工業用水道事業につきましては、維持管理経費を計上しております。
下水道事業では、収入面で、令和8年度第2期分より使用料改定による増収を見込み、支出面では、芳井処理区における西吉井地内の面整備に要する経費のほか、井原浄化センターにおいて、汚泥消化施設の改築工事等に係る経費とともに、新たに令和10年度から14年度を計画期間とする、ストックマネジメント計画策定に要する経費を計上しております。
次に、議案第16号から議案第18号までは、美星地区の3つの財産区で、それぞれ管理運営に要する経費を計上しております。
次に、条例案件についてであります。
議案第19号「井原市行政手続条例の一部を改正する条例について」は、行政手続法の一部改正に準じて、所要の改正をするものであります。
議案第20号「井原市職員定数条例の一部を改正する条例について」は、市長の補助機関である職員の定数を改正するものであります。
議案第21号「井原市非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について」は、学校運営協議会委員の報酬額を改正するものであります。
議案第22号「井原市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について」は、地方税法の一部改正等により、所要の改正をするものであります。
議案第23号「井原市特定乳児等通園支援事業の運営に関する基準を定める条例について」は、子ども・子育て支援法の規定に基づき、特定乳児等通園支援事業の運営に関する基準を定めるものであります。
議案第24号「井原市介護保険条例の一部を改正する条例について」は、介護保険法施行令の一部改正に伴い、所要の改正をするものであります。
議案第25号「井原市手数料条例の一部を改正する条例について」は、岡山県屋外広告物条例の一部改正に準じて、所要の改正をするものであります。
議案第26号「創真・崎谷創業支援基金条例について」は、寄附者の意向により、創業者の支援を行い、雇用の創出及び地域経済の成長発展を図るため、基金を設置するものであります。
議案第27号「井原市産業振興基金条例及び創真創業支援基金条例の一部を改正する条例について」は、創真・崎谷創業支援基金条例の制定に伴い、所要の改正をするものであります。
議案第28号「井原市地域農産物総合交流センター条例を廃止する条例について」は、井原市地域農産物総合交流センターを民間に譲渡するため、条例を廃止するものであります。
議案第29号「井原市火入れに関する条例の一部を改正する条例について」は、井原地区消防組合火災予防条例の一部改正に伴い、所要の改正をするものであります。
次に、事件案件についてであります。
議案第30号「井原市過疎地域持続的発展市町村計画(令和8年度~令和12年度)の策定について」は、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に基づき、井原市過疎地域持続的発展市町村計画を定めるものであります。
議案第31号「工事請負契約の変更について」は、高月工業団地企業用地造成事業造成工事について、変更契約をするものであります。
議案第32号「工事請負契約の変更について」は、地方創生道整備推進交付金事業道路改良工事(谷田橋上部工)について、変更契約をするものであります。
議案第33号「財産の無償譲渡について」は、井原市地域農産物総合交流センターについて、民間に譲渡するものであります。
議案第34号「市道路線の廃止及び変更について」は、道路法第10条第3項の規定により、市道路線を廃止し、及び変更するものであります。
次に、人事案件についてであります。
議案第35号「人権擁護委員候補者の推薦について」は、人権擁護委員の任期満了に伴い、後任委員候補者の推薦について議会の意見を求めるものであります。
議案第36号「固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて」は、固定資産評価審査委員会委員の任期満了に伴い、後任委員の選任について同意を求めるものであります。
以上が今回提案いたしております議案の概要でありますが、詳細につきましては、いずれ日程に上がりました都度、私なり関係職員からご説明申し上げたいと思います。
それぞれの議案につきましては、慎重にご審議の上、適切な議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。