ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 市長の部屋 > 市議会市長提案説明(令和5年6月市議会定例会)

本文

市議会市長提案説明(令和5年6月市議会定例会)

ページID:0002379 更新日:2024年2月28日更新 印刷ページ表示

令和5年6月12日(月曜日)

令和5年6月市議会定例会市長提案説明要旨

令和5年6月市議会定例会市長提案説明要旨の画像
 気象庁は5月29日に、「九州北部と四国、中国地方、近畿、東海が梅雨入りした」と発表しました。中国地方は、平年より8日、去年より13日早い梅雨入りとなりました。皆さま方におかれましては、体調管理が厳しい時季であります。十分にご自愛いただきたいと思います。

 去る5月27日に開催いたしました井原市制施行70周年記念式典におきましては、議長を始め、議員各位にご臨席いただき、市内外から約500人の方々をお迎えし、盛会裏に終えることができました。これもひとえに、過去70年間に渡り、先人のたゆまぬ努力と、市民の皆様、本市ゆかりの皆さまの格別なるご理解とご協力の賜物であると心より感謝を申し上げる次第であります。

 また、本式典には、企画の段階から大勢の中高生が参加してくれました。そのことで、過去の振り返りだけでなく、次の10年へと繋がる、いい式典ができたと思っております。

 この記念式典を70年の節目とし、「だれもが主役で活躍できる元気な井原」の実現に向け、積極的な推進を図ってまいりますので、今後とも、皆さま方のご支援・ご協力をお願い申し上げます。

 さて、本日6月市議会定例会をお願いいたしましたところ、議員の皆さま方にはご多用のなか、ご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。

本定例会におきまして、ご審議をお願いいたします案件は、既にご案内しておりますが、議案の説明に先立ち、市政の状況等について申し述べ、議員ならびに市民各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

 

 まず、5月市議会臨時会において、議決をいただきました物価高騰に伴う住民税非課税世帯臨時特別給付事業につきましては、現在、対象者宛に確認書の発送準備を行っているところであります。準備が出来ましたら、ただちに 発送し、返送があったものから順次支給を行ってまいります。

 また、低所得の子育て世帯を支援する子育て世帯生活支援特別給付事業につきましては、児童一人につき5万円の支給を開始いたしております。

 5月末時点で、ひとり親世帯分として、249世帯385人1,925万円、ひとり親世帯以外の子育て世帯分として、134世帯264人1,320万円の支給を完了しており、今後は、家計急変世帯等からの申請を随時受け付け、給付金の支給を行ってまいります。

 

 次に、新型コロナウイルス感染症についてであります。

 3年以上にわたり猛威を振るってきた新型コロナウイルス感染症は、5月8日から感染症法上の位置づけが、季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられました。

 本市の新規陽性者数につきましては、本年1月4日をピークに減少傾向となり、ゴールデンウィークの人出による感染拡大の心配もありましたが、現在のところ落ち着いた状況となっております。

 また、学校関係の活動におきましては、新型コロナウイルス感染症が「5類」に引き下げられたことに伴い、修学旅行の制限を緩和して行うなど、コロナ前の状態に戻りつつありますが、引き続き、一定の対策を講じながら学校での教育活動を実施しているところであります。

 

 次に、ワクチン接種についてであります。

 新型コロナワクチンは、感染した際の重症化防止に最も効果的といわれており、令和5年度におきましても引き続き、無料接種を継続いたします。

 高齢者や重症化リスクの高い方については、5月8日から始まっている春接種と9月開始の秋接種の2回を予定しており、それ以外の方については、秋接種のみを予定しているところであります。

 市民の皆さまには、引き続き、感染予防に取り組んでいただきますとともに、春接種対象の方につきましては、ワクチンの接種を積極的にお受けくださいますようお願いいたします。

 なお、新型コロナウイルスワクチン接種の体制確保を図るため、本定例会に関係補正予算案を提出しておりますので、ご審議のほどお願いいたします。

 

 次に防災関係についてであります。

 本年度も出水期を迎え、大雨の影響による土砂災害や河川の増水などの自然災害の発生が懸念される時期が到来しました。

 本市では、市職員の水害対応訓練を5月13日に実施し、5類感染症移行後の避難所開設・運営及び被害通報への対応の手順等の確認を行うとともに、先月末には、水害に対する応急対応力の向上を図るため、県主地区防災会にご協力をいただき、岡山県水害対応訓練に参加したところであり、引き続き、防災体制の充実と強化に取り組んでまいりたいと考えております。

 

 次に、教育施設についてであります。

 4月18日にリニューアルオープンいたしました平櫛田中美術館ですが、5月末で、8,000人を超える入館者があり、市内外より多くの方にお越しいただいております。

 また、併せて文化協会が開催いたしました市民ギャラリー展におきましても、多くの方々にご覧いただき、平櫛田中美術館が井原市の文化芸術の発信拠点として順調なスタートが切れたのではないかと感じております。

 なお、来年2月から国立劇場の鏡獅子が20年ぶりに里帰りし平櫛田中美術館にて常設展示いたします。長期借用に要する経費等を本定例会に関係補正予算案として提出しておりますので、ご審議のほどお願いいたします。

 また、3月30日に竣工をいたしました美星公民館ですが、4月から、多くの方々にご利用をいただいており、今後も生涯学習や社会教育、そして、地域コミュニティの拠点として、地域の皆さまに幅広くご活用いただきたいと存じます。

 

 次にマイナンバーカードについてであります。

 本市のマイナンバーカードの交付率は、令和5年5月末時点で74.5%であり、更なる取得促進に向けた事業を展開しているところであります。

 マイナンバーカード取得促進事業では、8月までの間、職員が市内13地区の公民館等へ出張し、申請の受付を行っております。また、市内15の郵便局窓口でのマイナンバーカードの申請サポートも12月末まで実施しております。引き続きマイナンバーカードの取得促進に努めてまいります。

 

 次に、「井原町における中心市街地活性化の取組み」についてであります。

 民間団体が、中心市街地活性化に向けた新たな計画策定を行うために、本市は、本年2月に開催した「地方創生に向けたまちづくりセミナー」以降、商店街関係者や地域住民の方々と連携をし、国が実施するワークショップ事業への応募に協力・支援してきたところであります。

 この事業は、国から商店街活性化の専門家の派遣を受け、商店街等の人材育成や連携体制の構築を行いながら計画の素案づくりを行うものです。採択されますと、本年度中には、民間団体から新たな計画が示される予定であります。

 本市といたしましては、当該事業への協力はもちろん、作成された計画に基づく商店街づくりや持続可能な地域の取組について、引き続き必要な支援を行ってまいりたいと考えております。

 

 次に、企業立地に向けた取組みについてであります。

 タツモ株式会社からの申し入れにより、オーダーメイド方式で実施する高月工業団地の造成事業につきましては、調査測量設計業務の請負契約を締結し、5月中旬から現地での測量業務を開始したところであります。

 今後、用地交渉に着手することとしており、来年度の造成工事開始に向け、計画的に取組んでまいります。

 また、株式会社化繊ノズル製作所から、東江原町の既存の敷地北側に新たな工場を建設するための開発協議があり、本市といたしましては、こうした民間事業者の積極的な取組みに対し、「元気いばら商工業成長支援事業」により、支援することとしており、今議会で民間事業用地開発促進奨励金に係る債務負担行為をお願いしておりますのでよろしくお願いいたします。

 

 次に、観光の振興についてであります。

 観光の分野におきましても、徐々にコロナ前の状態に戻りつつあります。

 そのような中、岡山県におきましては、昨年7月から9月に「岡山デスティネーションキャンペーン」が開催されましたが、今年度も引き続き、市町村やJR西日本等と連携し、アフターキャンペーンとして「おかやま夏旅キャンペーン」が、7月から9月にかけて行われることとなりました。

 本市といたしましても、「岡山デスティネーションキャンペーン」に合わせて行った観光素材の磨き上げや全国に向けたPR等の取組を一過性のものとせず、発展・継続させていくとともに、新たな観光資源の掘り起こしにも取り組んでまいりたいと考えております。

 また、観光イベントにつきましては、井原市観光協会においてアフターコロナを見据えた新たなスタイルへの転換が図られており、8月に予定されております、夏の納涼イベント「井原まつり☆まんてん2023」の開催に向け、関係団体との調整をされているとのことであります。

 

 次に水道についてであります。

 水道事業と簡易水道事業の料金統一に向け、水道料金を改定いたしました。今回の改定は、今後の給水人口減や老朽化した水道施設の更新及び耐震化を考慮した今後の収支予測により、令和5年4月使用分から段階的に料金を改定するもので、3年間で平均15.8%のご負担をお願いすることとしております。

 

 以上が、最近の諸情勢と市政の状況等について申し述べましたが、次に本市議会定例会におきまして、ご審議をお願いいたします諸議案につきまして、その概要をご説明申し上げたいと存じます。

 

 まず、予算案件についてであります。

 議案第42号は、「令和5年度井原市一般会計補正予算(第3号)」であります。

 今回の補正は、国・県等の補助採択によるもの及び国の交付金の追加配分を活用した物価高騰対策事業をはじめ、まちづくりの推進に要する経費のほか、海洋センタープール修繕に要する経費などを主体に所要の措置を講じるものであります。

 補正額は、4億5,082万8千円、補正後の予算総額は、216億3,600万円となった次第であり、主な財源としては、国・県支出金、市債、基金繰入金及び前年度繰越金等を充当いたしております。

 

 以下、歳出の主なものについて、ご説明を申し上げます。

 総務費では、自主防災組織への防災資機材整備に要する経費及び、地区集会所整備に要する経費を計上いたしております。

 衛生費では、新型コロナウイルスワクチン接種の体制確保に要する経費、及び、飲料水供給事業に要する経費等を計上いたしております。

 農林水産業費では、国や県の補助採択に伴い、有害鳥獣被害防止対策協議会補助金、ため池ハザードマップ作成事業、ため池廃止事業、小規模土地改良事業等を計上いたしております。

 商工費では、物価高騰対策といたしまして、元気いばら★暮らし応援事業を実施するほか、井原鉄道の燃料費高騰額相当を県と協調し事業継続を支援するとともに、民間事業用地開発促進奨励金の事業認定に伴う債務負担行為等を計上いたしております。

 土木費では、補助採択に伴う橋梁点検補修事業、道路防災事業、及び老朽危険空家等除却費補助金を計上いたしております。

 教育費では、補助採択に伴う小・中学校の理科教育等設備整備事業、部活動指導員配置事業、井原海洋センタープール修繕事業のほか、鏡獅子の長期借用事業等に要する経費を計上いたしております。

 

 次に、条例案件についてであります。

 議案第43号「井原市地域経済牽引事業の促進のための固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例について」は、国が定めた省令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。

 議案第44号「井原市国民保護協議会条例の一部を改正する条例について」は、井原市国民保護協議会の委員定数等を改正するため、所要の改正を行うものであります。

 議案第45号「井原市印鑑条例の一部を改正する条例について」は、電子署名等に係る地方公共団体情報システム機構の認証業務に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。

 議案第46号「井原市災害救助条例の一部を改正する条例について」は、災害救助法による救助の程度、方法及び期間並びに実費弁償の基準の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。

 

 次に人事案件についてであります。

 議案第47号「農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて」は、農業委員会委員の任命を行うため、農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。

 

 以上が今回提案いたしております議案の概要でありますが、詳細につきましては、いずれ日程に上がりました都度、私なり関係職員からご説明申し上げたいと思います。それぞれの議案につきましては、慎重にご審議の上、適切な議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。


市長のプロフィール
市長の活動状況
市長の一口メッセージ
市議会市長提案説明
歴代市長と名誉市民