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伝染性紅斑(りんご病)に注意しましょう

ページID:0014207 更新日:2024年12月11日更新 印刷ページ表示

例年と比較し、伝染性紅斑の患者届出数が増加しています

 伝染性紅斑は、小児を中心にみられる流行性の発しん性の病気です。

 ウイルスによる感染症で、予防接種や特異的な治療法はありません。

 自身が感染しないため、人へ移さないために手洗いの励行や咳エチケットなど基本的な感染対策<外部リンク>の実施をしましょう。

 特に、妊娠中あるいは妊娠の可能性がある方は、人混みや症状がある方との接触の機会は可能な限り避けましょう。

妊娠中または妊娠の可能性がある方へ

 これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。

 熱や倦怠感が出現した後に発疹が出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。また、感染しても症状がない場合(不顕性感染)もあるため、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に、医師に伝えてください。

 伝染性紅斑の家族がいる場合や、流行している地域で多くの小児と接する機会がある職業の方などは特に注意が必要です。

 かぜ症状がある方との接触をできる限り避け、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防を行ってください。

伝染性紅斑(りんご病)とは

 伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19による感染症です。

 小児を中心にみられる流行性の発しん性の病気で、両頬がりんごのように赤くなることから、「りんご病」と呼ばれることもあります。

主な症状

 約10~20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状などがみられ、その後、両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発しん(紅斑)が現れます。続いて、体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がりますが、これらの発しんは1週間程度で消失します。

 中には長引いたり、一度消えた発しんが短期間のうちに再び出現したりすることがあります。成人では関節痛を伴う関節炎や頭痛などの症状が出ることもありますが、ほとんどは合併症を起こすことなく自然に回復します。

感染経路

 感染した人の咳のしぶき(飛まつ)を吸い込むことによる感染(飛まつ感染)や、感染者と接触したりすることによる感染(接触感染)が知られています。

感染予防

 紅斑が出ている時期にはほとんど感染力がないため、かぜ症状のある人はせきやくしゃみをする時には口と鼻をハンカチ等でおおうなどの「咳エチケット<外部リンク>」を心がけることが大切です。

 アルコールによる消毒効果は弱いとされているため、流水や石けんでこまめに手洗いをしましょう。

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厚生労働省ホームページ<外部リンク>

伝染性紅斑とは| 国立感染症研究所<外部リンク>

 

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