本文
春季特別展「景年・桜谷と河合文林」
更新日:2024年2月28日更新
印刷ページ表示
過去の特別展
春季特別展「景年・桜谷と河合文林」
会期
1994年4月22日~5月22日
内容
河合文林は、明治8年南画家・河合栗邨の長男として井原に生まれ、興譲館で漢学を修めて、福山の画家・藤井松林の画塾に通って円山・四条派の基本技を学び、さらに京都画壇の今尾景年の門に入って画技を磨きました。
同門に木島桜谷とともに景年門の双璧と呼ばれ、大成を期待されていましたが、健康を害して帰郷しました。回復後は母校興譲館の図画教師として教鞭を執りながら彩管を振るいましたが、再び病に侵され大正元年、37歳で早世しました。
本展では、才能に恵まれながら夭折した文林の画業と彼が師事した今尾景年、そして同門で共に研鑽を積んだ木島桜谷の作品を展覧しました。
主な出品作品
河合文林
- 「龍と富士」
- 「花鳥図十二ヶ月」
- 「群鶴群亀図」
- 「不動明王」
- 「藤花遊鯉図」
今尾景年
- 「春山花鳥図」
- 「松間朧月図」
- 「鯉魚図」
木島桜谷
- 「しぐれ」
- 「獅子図」
- 「暮秋」
- 「海辺之図」