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第18回平櫛田中賞受賞記念「舟越桂展」
更新日:2024年2月28日更新
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過去の特別展
第18回平櫛田中賞受賞記念「舟越桂展」
会期
1997年10月24日~11月30日
内容
舟越桂氏は、1951年岩手県盛岡市に彫刻家・舟越保武の次男として生まれ、1975年東京造形大学の彫刻科を卒業、続いて東京芸術大学大学院で学びます。
氏の作品のほとんどは、木彫に薄い彩色を施し、大理石の瞳をはめ込んだ独自の人物像です。そのルーツとも言える作品は、大学院在学中に制作した「聖母子像」です。素材として用いた楠が氏の心をとらえ、以後一貫して楠を制作に用いています。
私たちに静かに語りかけて来るような不思議な存在感をもった木彫作品の数々。「人体ではなく、人間の存在について語りたい」という氏の魅力あふれる芸術をご覧いただきました。
主な出品作品
舟越 桂
- 「肩で眠る月」
- 「背広の男」
- 「砂と街と」
- 「冬の本」
- 「言葉の降る森」
- 「壁際に立つ山」
- 「長い独り言」
- 「教会とカフェ」
- 「冬にふれる」