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井原市制施行60周年記念 田中美術館冬季特別展 第26回平櫛田中賞受賞記念「大平實展」―砂漠からの風・Santa Ana Wind―
過去の特別展
井原市制施行60周年記念 田中美術館冬季特別展
第26回平櫛田中賞受賞記念「大平實展」―砂漠からの風・Santaanawind―
会期
平成26(2014)年1月24日(金曜日)~3月16日(日曜日)
開館時間
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
24日(金曜日)は開会式が行われるため、10時30分より開館いたします。
休館日
月曜日
主催
井原市立田中美術館
共催
山陽新聞社
企画協力
アートシード
入館料
- 一般:700円(560円)
- 65歳以上:350円(280円)
- 高校生以下 無料
※( )内は有料団体20名以上の料金
- 前売り券販売所(チケットぴあ、コンビニは現在販売中です。その他の実券販売所は、12月下旬より取り扱いいたします)
チケットぴあ、セブンイレブン、サークルK、サンクス(4店共通Pコード765-976)、ローソンチケット(Lコード68988)、
山陽新聞社サービスセンター、笠岡市立竹喬美術館、ふくやま美術館、
華鴒大塚美術館、ぎんざや、インディスク(天満屋倉敷店内)、
天満屋トラベルなど岡山県内の各プレイガイド、井原市内の公共施設 - 前売券販売所の詳細についてはこちらをご覧ください[PDFファイル/129KB]
Event イベント
大平實アーティストトーク <要・入館料>
アーティストが展覧会会場で自作について語ります。
日時:1月24日(金曜日) 11時~12時
会場:展覧会会場
大平 實
当館学芸員によるギャラリートーク <要・入館料>
展覧会の解説案内をいたします。
日時:2月5日(水曜日)、3月5日(水曜日) 13時30分~
会場:展覧会会場
ギャラリートークの様子
★★児童のみなさん 美術館でクイズに答えてみましょう!★★[PDFファイル/155KB]
概要
大平實は「自分は論理的にものを作っているわけではなく、手の感触と自分の肌で感じる触覚的な感覚からものをつくって」いると述べ、制作の「もとになっているのは住んでいる環境」だと言う。「アメリカではハリケーンなど自然の現象にニックネームを付ける習慣があり、このサンタアナの風は(自分の住んでいる)ロサンゼルスに9月末から10月初め頃、砂漠から吹く季節風。乾燥した暑い風で、自分の乾いたような感覚はこの影響が大いに」あるとも語っている。
井原市が生んだ近代木彫界の巨匠・平櫛田中が百寿の際、彫刻界の発展を願い、自ら創設した「平櫛田中賞」が本年で26回目を迎えました。本展では平櫛田中賞初となる海外在住の受賞者であり、アメリカを拠点に創作活動を続けている大平實の自選作品を紹介します。「素材に吹き込まれた命」「素材に眠る生命を掘り起こした」「自然の祝福」「原初への回帰」「記憶の中に残る風景」、多くのことを語りかけてきながら、その語り口は決して饒舌ではない「沈黙の会話」、近年の「アメリカ西海岸の晴れた空と爽やかな風」「宇宙的なひろがり」「無言劇にも似た物語性」。様々なキーワードで語られる大平實の大らかで親密な作品。自然の中にある力強い生命力に溢れていながら、どこか乾燥した大地やそこに生きる動植物を思わせる大平作品の根底には、生まれ育った新潟の豊かな自然と、若き日を過ごしたメキシコの風土や文化からの大きな影響、さらには現在そこに暮らすロサンゼルス近郊、パサディナに吹く風を感じ取ることができます。様々な種類の木材や、かつて廃材として捨てられていたものたちを大平の手は優しく、温かい眼差しをもって、木や石などの自然物と、ガラスなどの人工物をつむぎあわせるように再構成し、彫刻作品としてよみがえらせています。生き生きとして骨太、ユーモラスで大らかな造形性は見る者を惹きつけずにはいられません。自然で豊かで楽しく、作者の子供のような純粋な心が感じられる作品へと昇華して、すこぶる魅力的です。優しさとユーモアが同居した大平作品の数々をご覧いただき、かつて平櫛田中が生涯追求してやまなかった彫刻芸術の魅力と、これからの未来へとつながる新たな可能性を感じていただければ幸いです。
本展では高さ4m50cmの大作《砂漠の木》をはじめ、約50点の作品を展示します。
大平實公式ホームページ<外部リンク>
胎内市美術館ホームページ<外部リンク>
作品の紹介
≪弱虫ドラゴン≫
≪茶色の涙≫
≪冒涜の町#1≫(ぼうとくのまち ナンバーワン)
≪木霊#1≫
≪砂漠の木≫
≪ワッ≫
展示室1 会場風景(1)
展示室1 会場風景(2)
展示室2 会場風景(1)
展示室2 会場風景(2)
大平展オリジナルデザイン 作品5種
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