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帯状疱疹ワクチン接種について

ページID:0014666 更新日:2025年3月21日更新 印刷ページ表示

帯状疱疹ワクチンの定期接種化について

 帯状疱疹ワクチンは、令和7年4月1日から予防接種法に基づく定期接種となることが国で決定されました。

 帯状疱疹の発病防止や重症化防止のため、下記の内容をよく読んで、かかりつけ医と相談の上、接種しましょう。

帯状疱疹とは

 帯状疱疹は、過去に水痘にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経支配領域に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。

帯状疱疹ワクチンとは

 帯状疱疹ワクチンには生ワクチン(阪大微研:乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」)、組換えワクチン(GSK社:シングリックス)の2種類があり、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。

 
  生ワクチン(阪大微研) 組換えワクチン(GSK社)
接種回数(接種方法) 1回(皮下に接種) 2回(筋肉内に接種)
接種スケジュール   通常、2ヶ月以上の間隔を置いて2回接種             ※病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1ヶ月まで短縮できます。
接種できない方 病気や治療によって、免疫が低下している方は接種出来ません。 免疫の状態に関わらず接種可能です。
接種に注意が必要な方 輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください。 筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要です。

 その他に、接種前に発熱を呈している方、重篤な急性疾患に罹っている方、それぞれの予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを呈したことが明らかな方等はいずれのワクチンも接種出来ません。

 また、心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患等の基礎疾患を有する方、予防接種を受けて2日以内に発熱や全身の発疹などのアレルギー症状があった方、けいれんを起こしたことがある方、免疫不全と診断されている方や、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方、帯状疱疹ワクチン(生ワクチン、組換えワクチン)の成分に対してアレルギーを起こすおそれのある方は等はいずれのワクチンについても接種に注意が必要です。

 帯状疱疹ワクチンを接種するか、どちらのワクチンを接種するかは、内容を確認の上、予防接種の効果や副反応などを十分に理解した上で、接種の判断を行い、必要に応じて医師にご相談ください。

帯状疱疹ワクチンの効果

 
    生ワクチンの効果(阪大微研) 組換えワクチン(GSK社)
帯状疱疹に対するワクチンの効果(報告) 接種後1年時点 6割程度の予防効果 9割以上の予防効果
接種後5年時点 4割程度の予防効果 9割程度の予防効果
接種後10年時点 7割程度の予防効果

※合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。

帯状疱疹ワクチンの安全性

 ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。

 接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。

帯状疱疹ワクチンの安全性
主な副反応の発現割合 生ワクチン(阪大微研) 組換えワクチン(GSK社)
70%以上 疼痛*
30%以上 発赤* 発赤*、筋肉痛、疲労
10%以上 そう痒感*、熱感*、腫脹*、疼痛*、硬結* 頭痛、腫脹*、悪寒、発熱、胃腸症状
1%以上 発疹、倦怠感 そう痒感*、倦怠感、その他の疼痛

*ワクチンを接種した部位の症状 各社の添付文書により厚労省にて作成

開始時期

 令和7年4月1日〜

対象者

  1. 当該年度に65歳になる方
  2. 接種時に60歳〜64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害があり、日常生活がほとんど不可能な方
  3. 当該年度に70、75、80、85、90、95、100歳になる方(令和7年度から令和11年度までの経過措置)
  4. 100歳以上の方(令和7年度のみ)

 ※既に帯状疱疹ワクチンを受けたことがある方は原則対象外です。

  (ただし、予防接種をする必要があると医師が判断した場合は、定期接種になります。)

接種期間

  4月〜翌年3月

実施場所

 市内及び県内協力医療機関(要予約)

 ※県外の医療機関で接種する場合は、接種前に健康医療課での手続きが必要です。

    ▼関連書類:予防接種実施依頼書交付申請書▼

    予防接種実施依頼書交付申請書 [PDFファイル/109KB]  

帯状疱疹ワクチンの予防接種実施医療機関一覧表(市内)※要予約
医療機関名 電話番号 生ワクチン 組換えワクチン
井原市民病院 62−1133
小田病院 62−1355
菅病院 62−2831
大山眼科 63−1313
ほそや医院 62−1373
平木眼科 65−0506
井原腎泌尿器科クリニック 62−2960
森本整形外科医院 62−6000
鳥越医院 63−1656
青木内科 67−3138
井原第一クリニック 67−0331
きのこ診療所 62−7020
長尾整形外科リハビリテーション科 62−2510
原田内科医院 63−1620
前谷内科クリニック 63−4888
赤木医院 74−0802
河合医院 72−1556
赤木医院共和診療所 74−0624
山成医院 72−0101
美星国保診療所 87−2525
三宅医院 87−2303

※「○」は実施医療機関

自己負担額

 助成を受けることができるのは、どちらか一方のワクチンのみです。

 
ワクチン名 自己負担額 助成回数 接種間隔
生ワクチン(ビケン) 4,000円 一人1回まで
組換えワクチン(シングリックス) 10,000円 ※1回の金額 一人2回まで 通常、2か月以上の間隔を置いて2回接種。

注意事項

  • 帯状疱疹にかかったことのある人についても定期接種の対象となります。
  • 他のワクチンとの同時接種については、医師が特に必要と認めた場合に行うことができます。
  • 帯状疱疹ワクチンの交互接種はできません。
  • 組換えワクチン(シングリックス)の1回目を自費で接種していても、残りの接種は定期接種として接種できます。
  • 生ワクチン(ビケン)については、他の生ワクチンと27日以上の間隔を置いて接種してください。

 

接種を受けた後の注意点

 

 ・ワクチンの接種後30分程度は安静にしてください。また、体調に異常を感じた場合には、速やかに医師へ連絡してください。

 ・注射した部分は清潔に保つようにしてください。接種当日の入浴は問題ありません。

 ・当日の激しい運動は控えるようにしてください。

予防接種健康被害救済制度について

 予防接種は、感染症を予防するために重要なものですが、健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めてまれではあるものの、副反応による健康被害をなくすことはできないことから、救済制度が設けられています。

 制度の利用を申し込む時は、予防接種を受けた時に住民票を登録していた市町村にご相談ください。

 井原市ホームページ 予防接種健康被害救済制度

参考資料

厚生労働省「帯状疱疹ワクチン」ホームページ<外部リンク>

厚生労働省作成リーフレット [PDFファイル/318KB]

厚生労働省作成説明書 [PDFファイル/539KB]

 

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